大人だからこそ楽しめるプライベート空間。
『詰所三國』は「田中薬局」の建物をリノベーションし、落ち着きの中に現代風のおしゃれさをプラスした、今と昔が心地よく混在するゲストハウスです。三國湊きたまえ通り沿いの空き家を改修・活用し、街の賑わい創生を目的とした「三國湊町家プロジェクト」から生まれました。
向かって左棟が「行雲」、右棟が「流水」と名付けられ、どちらも1階と2階が利用でき、1日2組限定の贅沢仕様です。2棟の間は鍵付きのドアで仕切られているので、人数や用途によっては1軒丸ごと貸切ることも可能です。気品と落ち着きがありながらも家のような寛ぎを感じ、その心地よさは「三國の別荘」と言いたくなるほどです。
キッチンには包丁やまな板、食器などの調理器具が揃っているので、自分好みの料理を作ることも可能です。地元の人が作る季節のレシピ「FUKUI TABLE」も用意されており、材料が購入できるお店のマップや金額の目安まで記載されています(ネットでも閲覧可能)。三國という街を地元民のように楽しんでほしいと施された配慮はさすがで、1泊では味わい尽くせない、長期滞在したくなるお宿です。
古今東西の心地よい融合。
詰所三國の建物自体は130年以上の歴史がありますが、室内はアレックス・カー氏による設計で生まれ変わりました。カー氏はアメリカ生まれの東洋文化研究者。日本の伝統家屋に価値を見出し、その魅力を引き出しつつ現代でも心地よく使える宿泊施設に生まれ変わらせてきた第一人者です。彼のセンスは随所に光り、和と洋の程よい混じり合いを楽しむことができると好評で、この詰所三國も例外ではありません。
近代的な和を基調としながら、古の和をアクセントとして楽しむ。それは、特に調度品の使い方に見られます。部屋の至る所に飾られている重箱やお膳、看板、薬剤の保管棚などは、旧田中薬局の蔵に保管されていたものです。マネージャーの下村さんも「三國の歴史や文化に触れ、ちょっとした非日常感を楽しんでいただければ」と話します。
第2のゲストハウス誕生。
実は、2022年1月、新しい形で三國を楽しむゲストハウスがもう1棟誕生します。その名も『海詩(うみうた)』。詰所三國は三國の街中を楽しむ拠点としてのゲストハウスですが、海詩は三國の海を堪能するためのログハウスです。4名まで利用可能で1棟を貸し切ることができ、庭の芝生部分にはテントを張ることも可能ですし、ハンモックもOK。三國の自然を五感で満喫しましょう。越前松島水族館近くなので、東尋坊や雄島、海釣りポイントなど景勝地やアクティビティには事欠きません。まさに、ファミリー向け滞在スタイルの新しい提案といえます。
街中を楽しむも良し、自然を満喫するも良し。折に触れてその地を自然に教えてくれるだけでなく、納得の三國ステイを叶えてくれるゲストハウスです。