三方五湖に浮かぶ天空のテラス！福井の「レインボーライン山頂公園」で絶景もグルメもお洒落に楽しむ

レインボーラインは、福井県美浜町と若狭町にまたがって位置する三方五湖の周辺に広がる絶景スポット。その途中にあるレインボーライン山頂公園は、360度大パノラマが楽しめる人気の観光地です。公園の楽しみ方や周辺スポットなどをまとめてご紹介します。

5つの湖から成る福井の「三方五湖」

三方五湖は、美浜町と若狭町にまたがって位置する5つの湖（久々子湖、水月湖、菅湖、三方湖、日向湖）の総称です。写真は三方五湖の一部ですが、これだけ近くに点在していながら、それぞれ塩分濃度が異なるのがユニークなところ。多様な生態系を持つ重要な湿地として、2005年にはラムサール条約指定湿地に登録されました。美しい景観はもちろん、水鳥の観察や釣り、サイクリングやマリンスポーツなども楽しめる人気のスポットです。

福井の絶景スポット「レインボーライン」の楽しみ方

レインボーラインとは、そんな三方五湖の周辺、美浜町笹田から若狭町田井まで広がる道路のこと。かつては有料道路でしたが、2022年10月から無料になり、さらに訪れやすくなりました。

この道路の途中、山頂公園第一駐車場からリフト・ケーブルカーで登った先、梅丈岳の山頂にあるのがレインボーライン山頂公園です。

標高約400mの頂上には、5つのテラス（美浜テラス、五湖テラス、若狭テラス、中央テラス、茶屋テラス）があり、ソファーでくつろいだり、グルメを楽しんだり、足湯でリラックスしたりと、さまざまなシチュエーションで絶景を楽しめます。360度、見渡す限りの大パノラマは圧巻の美しさです。

貸出無料のレインボーの傘や、恋のパワースポットとして知られる「幸せの鐘」、春と秋には約110種600株のバラが咲き誇るローズガーデンなど、小道具やフォトスポットも充実。海・山・空に囲まれた絶好のロケーションは、写真映えすること間違いありません。

リフト・ケーブルカーで山頂公園へ

第一駐車場までは車や公共交通機関を使い、そこからさらにリフト・ケーブルカー（有料）に乗って頂上の公園を目指します。絶景とスリルを味わえるリフトと、天候がすぐれない日も安心なケーブルカーは自由に選択可能です。

途中の絶景にもご注目を。季節によって変化する三方五湖の景色は、何度見ても飽きません。ケーブルカーの中にある、「ハート型の吊り革」も見どころですよ。

景観とともにグルメを満喫！

レインボーラインを訪れたならば、グルメにも注目していただきたいところ。

山頂公園第一駐車場に1つ、山頂に2つの計3つのレストランが併設されています。すべてのメニューがテイクアウト可能なので、山頂の絶景と共に楽しむのもおすすめです。

1. 山頂カフェ なないろ

公園の中央付近に位置する「山頂カフェ なないろ」では、３面ガラス張りの店内から日本海の地平線を望めます。「福井」をテーマに、地物や名物を使ったオリジナルホットサンドウィッチはランチにもおすすめ。「レインボー」にちなんだカラフルなドリンクやサンデーと一緒に記念撮影もおすすめです。

2. 和風カフェ 五湖庵

茶屋テラスに併設された和風のカフェで、大きな焼き団子が名物です。他にもぜんざいや和風パフェなど、和スイーツが充実。お抹茶も楽しめます。若狭湾のパノラマが楽しめるテラスのデッキでいただくもよし、屋内の座敷席でゆったりと過ごすのもおすすめです。

3. レストラン＆カフェ レインボー

山頂公園のふもと、山頂公園第一駐車場の一角にあるのが、「レストラン&カフェ レインボー」です。2022年にオープンしたこのお店には地元食材を用いたお食事メニューが豊富で、イタリア製の高温ピザ窯で焼き上げるピッツァや、若狭牛のステーキなど、本格的なお料理を楽しめます。

天空の足湯で癒される

景色を眺めながらちょっとのんびりと過ごしたいときには、「美浜テラス」がおすすめ。

三方五湖すべての湖と日本海が一度に眺められる全天候型のテラスでは、絶景と共に足湯に浸かれます。タオルの販売もあるので手ぶらでOK。カフェで購入したドリンクを片手に、絶景と足湯に癒されてみてはいかがでしょう。

特別な思い出を残す、お土産選び

美しい景色を目に焼き付けたら、山頂公園第一駐車場にあるお土産ショップ「レインボーショップ にじいろ」でお土産をゲットしましょう。

ここには、スタッフが厳選した若狭・美浜の定番人気土産をはじめ、レインボーライン山頂公園オリジナルグッズ、季節の催しにちなんだセレクトアイテムが多数取り揃えられています。特に、バラの咲き誇る季節に合わせてローズグッズが登場する「ローズコーナー」が人気なのだとか。

カップルキーチェーンは「恋人の聖地」として知られるレインボーラインらしいお土産。メガネフレーム生産の技術と素材を生かして生まれた、メガネ産地福井ならではのキーホルダーです。

レインボーラインへのアクセス

さて、見どころたっぷりのレインボーライン山頂公園ですが、アクセスには少し注意が必要です。県道三方五湖レインボーライン線上にある施設のため、徒歩での入園はできません。車やタクシー、バス等で向かいましょう。

県道道三方五湖レインボーライン線は、海山ゲート（若狭町側）、日向ゲート（美浜町側）の2つの入り口があります。海山ゲート（若狭町側）側から入ると、第2駐車場、第1駐車場（レンボーライン山頂公園）、日向ゲートの順に現れるので、山頂公園へお越しの際は途中の駐車場をご利用ください。

車での移動

お車の場合、東京からは約6時間30分、大阪からは約2時間45分、名古屋からは約2時間でアクセス可能です。舞鶴若狭自動車道若狭三方IC（レインボーラインまでの所要時間：20分）、または北陸自動車道敦賀IC（レインボーラインまでの所要時間：40分）から下道をご利用ください。

敦賀駅レンタカー情報

美浜町のお隣、北陸新幹線の終着駅である「敦賀駅」周辺にはレンタカーショップも多数。ここからレンタカーをご利用いただくと、レインボーラインや周辺のスポットを効率よくお楽しみいただけます。詳細は各社サイトをご確認ください。

■JR敦賀駅レンタカー　https://www.ekiren.co.jp/
■オリックスレンタカー　http://jp-kk.jp/
■ニッポンレンタカー　https://www.nipponrentacar.co.jp/
■トヨタレンタカー　https://qr.paps.jp/xgiDt

ツアーキャンペーン

なお、2024年3月16日から2024年11月24日までの期間中、土日祝限定で三方五湖をぐるっと一周できるツアーバス「ゴコイチバス」が運行中。大人ひとり2000円or 3000円で、三方五湖や若狭熊川宿の人気スポットを2日間乗り放題で楽しめるお得なきっぷです。運賃や運行区間、時間等は、下記のリンクから詳細をご確認ください。

https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/013440/202403gokoichi-bus_d/fil/gokoichi-bus-chirashi2024.pdf

三方五湖周辺の施設

三方五湖周辺には、他にも注目のスポットが盛りだくさん。ここからは、レインボーライン以外のおすすめスポットをご紹介します。

若狭三方縄文博物館

土偶のお腹をイメージした建物の中で展示されているのは、縄文文化をテーマにした展示品の数々。三方湖のほとり、鳥浜貝塚から出土した遺物を中心に、丸木舟や縄文土器、石器、木製品、種子、骨などが展示されています。

福井県年縞博物館

三方五湖の1つ、水月湖で発見されたのは年月7万年分、長さにして45mの堆積物の層（年縞）。世界的にも貴重な資料とされる年縞とは何か、年縞から紐解かれる地球のあゆみをデザイン性の高い展示から楽しく学べます。

美浜町レイクセンター

日本初の湖上モビリティで三方五湖をクルーズ。太陽光パネルで発電されたエネルギーを使って航行する遊覧船や、スマートフォンで簡単に運転できる小型電池推進船（SSEC）で三方五湖の大自然を満喫して。

BRIDAL LAND WAKASA YUMI KATSURA MUSEUM

世界に誇るブライダルファッションデザイナー・桂由美の名作を集めたドレスミュージアム。ここでは年代ごとのアーカイブドレスや有名人夫妻の挙式衣装、オートクチュールドレスなど、約６０点を常設展示しています。

まとめ

三方五湖の大自然は、上からも下からも楽しめ魅力あふれるスポットです。今回は、そんな三方五湖の美しさを「上から」眺められるレインボーライン山頂公園の見どころを中心にご紹介しました。空と日本海、そして、それぞれ異なる青色を持つ5色の湖、三方五湖。自然が織りなす7色のブルーが、きっとあなたを非日常へと誘ってくれることでしょう。福井観光の際には、ぜひ三方五湖レインボーラインへお越しください。

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