
見目麗しく、食べた後もしあわせが続くスイーツ。
鯖江市三六町にある『野尻ケイクsweets store』。“昭和レトロ”な雰囲気のガラスドアを開けると、ショーケースに並ぶ見た目麗しいケーキたち。その隣には焼き菓子や自家製コンブチャなども並びます。
苔玉から着想を得たというまあるいフォルムに目をひかれる「玉露抹茶」や、「ピンクの雲」をイメージしたという「いちごモンブラン」など、見た目にもこだわりを感じるスイーツは、どれも体に負担の少ない材料を吟味し丁寧に作られたもの。玉露抹茶をふんだんに使ったなめらかなカシューナッツ生地の中に、羽二重餅と濃茶ソースが入った抹茶好きにはたまらない「玉露抹茶」は、バースデーケーキとしても人気の商品です。米粉とクロレラで作ったヴィーガンクッキーの土台にはココナッツオイルを使ってサクサク食感にするなど、細部にまで味と材料へのこだわりがみられるケーキは、食べたあとももたれないと評判。

お菓子は人を幸せにするものだからこそ。
「お菓子は幸せな時にあるもの。お菓子をつくると『ありがとう』ととにかく喜ばれる。これだな、と思った」と、キラキラと楽しそうに話すオーナーパティシエの野尻さん。子供の頃からお菓子づくりが好きだったのだとか。ウェディングケーキやコース料理のデザートまで、なんでも身につけられると関西のホテルでパティシエとして勤務し、洋菓子づくりの基礎を学んだそう。その頃から、たくさんの白砂糖や膨張剤などを使うことに疑問を感じるように。
「美味しいものが体への負担が少なかったら、もっといいのでは」と独学で研究を重ねながら体に負担のない材料の模索をはじめ、今では洋菓子の材料(乳製品、卵、白砂糖)は全く使っていません。店内ではそれぞれのお菓子に「ローフード」の「R」、「ヴィーガン」の「V」、グルテンフリーの「GF」の表示があり、アレルギー体質の方でも安心して商品を選べます。

おやつタイムにも、健康維持にも最適なご褒美スイーツ。
ケーキや焼き菓子のほかに、オリジナルハーブティーや無農薬コーヒーなどのドリンクも販売。酵素ジュースや、店内で発酵させているフレーバー豊富なコンブチャ(酵母茶)も。気になっているけど味が気になる、という方には試飲も可能。鯖江市河和田町でつくった漆塗りの器に盛られて提供される季節のパフェなどのメニューも人気です。
器や店内の所々に見られる雪の結晶をイメージした『野尻ケイク』のマークには、千差万別の意味が。「凝り固まりすぎず、柔軟でいたい」と野尻さん。「シンプルに美味しいと喜んでもらえることがベース。その後ろになぜ?と知ってもらえるきっかけになれば。」
おやつタイムに喜ばれること間違いなしのスイーツはお持たせにも。オンラインでも購入ができます。