福井ならではの旬味を堪能する、ビブグルマンの店。
四季を大切に、福井の地のものにこだわった『福井割烹 望月』。滋味豊かな旬の食材を、お客さま一人ひとりの好みに合わせた味付けや調理法で提供してくれます。料理長の松田祐也さんは、17歳から浜町の老舗料亭『開花亭』で11年間修行。その後『季寄』で腕を磨き、ご夫婦で『望月』を開業しました。コース料理の献立は、その日の朝の仕入れを見て松田さんが決め、女将の綾子さんが筆でしたためています。季節の鮮菜を追求し、ときには料理長自らが山菜採りや海釣りへでかけることもあるのだとか。
越前和紙の壁紙や県産杉板のカウンターなど、落ち着いた空間も福井産で統一しています。上質な旬味が堪能できる割烹料理は、『ミシュランガイド北陸2021特別版』でコストパフォーマンスが高く良質な料理を提供する『ビブグルマン』を獲得しました。
お客さまの気持ちに寄り添い、わがままをきく
季節で変わるコース料理は、『彩月』5,000円、『楽月』6,000円、『望月』7,000の3種類。お酒は地酒からワインまで、自分たちが美味しいと思ったものをセレクトしています。「お客さまに寄り添って献立を考える」という信条のもと、料理はお客さまのその日の体調や好みの味付けにあわせて変化をつけて。また、「好きなものを食べていただきたい」という思いから一品料理も充実。汐うに、若狭牛、蕎麦など、福井の海山里の幸が並びます。
「誰かと行くときはコース料理、好きなものを気楽に食べたいときは一品料理など、TPOで分けていただけたら」と女将さん。「うちはお客さまのわがままを聞く店」という松田さんは、頼まれればオムライスを作ることも。割烹料理の伝統の技を大事にしながら、お客さまの求める時代に合った料理を提供しています。
個室で、カウンターで、福井の旬が彩るひとときを。
十五夜を意味する『望月』の店名は、松田さんが生まれる前に、実家が営んでいた魚屋の屋号です。『十六夜』と名付けられた一日限定一室の個室もあり、最大10名様の利用が可能。特別な接待や結婚式の顔合わせなどに使われることが多いのですが、コロナ禍の中で安全に食事が楽しめることから家族連れでの利用も増えています。
凛とした店構えでありながら、松田さんの真面目で丁寧な物腰や女将さんのやさしい人柄もあって、男女問わず幅広い世代のお客さまに愛される『望月』。「最初はお連れさまと来られた女性の方がひとりでコース料理を食べにこられたり、個室を利用された方が次はカウンターに座られたり。新しいお客さまにも気軽に来ていただきたいですね」と女将さん。福井ならではの旬の味わいを、気分にあわせて召し上がれ。