永平寺認定・禅コンシェルジュが導く”禅体験”。
永平寺で禅を体験しながら宿泊ができる『親禅の宿 柏樹関』。隣接する「栢樹庵」の客殿として2019年にオープンしました。本格旅館のおもてなしを受けながら、宿坊のような坐禅体験や質にこだわった精進料理など永平寺の”禅”の世界に触れることができます。
大本山永平寺より認定を受けた”禅コンシェルジュ”が常駐していて、坐禅指導や永平寺での朝のおつとめの案内、永平寺の境内のガイドもしてくれます。希望の方はロビー横にある「開也の間」にて禅コンシェルジュのガイダンスのもと、坐禅体験ができます。「開也」とは仏教用語で「茶席」の意。「いつでも開かれているのでいつでもお越しください」という意味だそうです。坐禅の時間に限らずいつでも自由に座って過ごすことができます。
快適に過ごせる空間とイメージをくつがえす美味しい”精進料理”。
全て永平寺川に面した18部屋の客室にはそれぞれに永平寺の絵天井の花の名前がつけられ、越前和紙の装飾や越前焼の洗面ボウルなど福井の伝統工芸品が所々に。一方で、全室無料Wi-Fi対応やAIスピーカーの設置など、現代のライフスタイルに合わせた便利なファシリティも。日の光を感じる明るい場所と照明を落とした落ち着く廊下など「陰翳礼讃」を意識した和の演出のなかに、便利で新しいものと”古き良き”がちょうどよく共存した居心地のよい空間です。
夜は永平寺の鐘の音が聞こえる露天風呂で、心まで癒されます。質素で薄味なイメージをもたれる精進料理ですが、こちらでは永平寺監修による、福井の旬の素材をいかし質にこだわった美味しい精進料理を堪能できます。福井地酒にこだわったお酒のメニューも。アレルギーがある方への対応も可能です。
永平寺で出会う、ここでしかできない貴重な体験。
宿泊した翌日の朝は、約700年続いている大本山永平寺での朝のおつとめへの参加ができます。早朝のため参加を迷う方も多いそうですが、荘厳な雰囲気のなか僧侶・修行僧による迫力ある読経に圧倒される”非日常”な体験に、皆さん「行ってよかった」と戻って来られるそうです。
「せっかくここに泊まるのだから、ぜひ他ではできない”禅体験”をして帰っていただきたい」と禅コンシェルジュさん。家事や仕事にと忙しい日常に追われている方、なにか新しい刺激を求めている時にも。時には姿勢を整えて自分と向き合う時間の大切さを教えてくれる、ここからはじめる”禅体験”、ぜひおすすめです。