ページトップへ

めがねのまち・鯖江を多彩に楽しめる『西山公園』

SPOT
スポット情報

鯖江・越前たけふ

  • 美観
information

西山公園
福井県鯖江市桜町3丁目950(地図

credit
文:石原藍(vue)

最終更新日 : 2023年7月27日

暖かな春を鮮やかに染め上げる満開のつつじ。

まちのいたるところで眼鏡のマークやモニュメントを見ることができる、めがねのまち・鯖江市。そのほぼ中心に位置するのが西山公園です。東京ディズニーランドと同じ約56ヘクタールの敷地には、芝生広場や展望台、動物園や日本庭園、アスレチックや道の駅など、多くの世代が楽しめる施設が集まっています。

園内をぐるっと囲むのが、約5万株のつつじ。1950年代後半(昭和30年代中頃)から植えられ、市民が提供した約2,000株のつつじを手をかけて少しずつ増やしてきました。日本各地につつじの名所は沢山ありますが、西山公園の特徴は、約360度つつじを眺めることができる「パノラマ的」な楽しみ方。色とりどりのつつじに、目を奪われるはずです。

毎年5月のゴールデンウィークに開催される「つつじまつり」の期間中は、県内外から多くの人でにぎわいます。夜間ライトアップもされ、落ち着いた空気の中で昼とは違う様子を見せるつつじを愛でるのもまた一興です。

東の高台に佇む、かつての藩主によって整備された日本庭園。

西山公園の北東側の遊歩道を上っていくと姿を現すのが、池や東屋を兼ね備えた池泉回遊式の「嚮陽庭園」。鯖江藩の第7代藩主・間部詮勝(まなべあきかつ)公が、領民に憩いの場を与えたいという思いから整備したと言われています。

高台にあるため、春は桜に彩られる西山公園を眼下に見下ろすことができ、秋は楓などの紅葉樹が、池の水面に「逆さ紅葉」として浮かび上がります。毎年11月1日~30日の間はライトアップもされる(午後6時~9時)ので、秋の夜に色を添える紅葉を楽しむこともできます。

日本一小さい動物園で、愛らしいレッサーパンダに出会う。

そして、子どもから大人まで人気を集めているのが、国内最小の動物園としても知られる「西山動物園」。およそ12種類の動物や鳥類が飼育されていますが、中でも注目はレッサーパンダ。繁殖数では国内で有数を誇り、ここで誕生したレッサーパンダたちが全国各地の動物園で活躍しています。

2016年には「レッサーパンダのいえ」が登場。屋内展示や屋外展示の他、生態などを展示するギャラリー、来園者が休憩や多目的に使えるちょっとしたラウンジもあり、天井が約8mの開放感のある屋内展示には、レッサーパンダが地上3~5mを自由きままに回遊できる遊具や、来園者の頭上に渡されたブリッジが設けられており、より間近で見ることができます。

つつじや桜、紅葉などの自然だけでなく、多彩な楽しみ方ができる西山公園に、ぜひ足を運んでみてください。

information

西山公園
福井県鯖江市桜町3丁目950(地図

credit
文:石原藍(vue)
information

西山公園
福井県鯖江市桜町3丁目950(地図

credit
文:石原藍(vue)