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美めぐりふくい

アオハル農園

完全無農薬が生み出す、クリアで爽やかな甘さのいちご

area:坂井・あわら
  • グルメ
information

アオハル農園
※訪問の際はHP、インスタグラムにて事前にお問い合わせください。
【HP】 https://www.aoharunouen.com/
【いちご狩り予約サイト】 https://select-type.com/rsv/?id=KXtmtBr81EA&c_id=323312&w_flg=1
※いちご狩りの予約はインスタグラムDMからも可能
【いちご購入予約】 公式LINEから:https://line.me/R/ti/p/@186ozqhb?oat_content=url

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写真:出地 瑠以(cocoon)

最終更新日 : 2024年9月9日

1粒50g以上ある「あす香」

よどみないすっきりした味わい。その違いは一口で分かる。

坂井市三国町にある『アオハル農園』は、全国的にも非常に珍しいいちごの無農薬栽培を行っている農園。社長の齊藤亜季さんは看護師として働いていましたが、「疾病予防の観点をもって人と関わりたい」と農家への転身を決意。「子どもたちに安心安全で美味しいいちごを食べて欲しい」との思いから、2020年にアオハル農園をオープンしました。

しばらくは減農薬栽培を行っていましたが、2023年からは完全無農薬を実現。虫と病気に好まれやすいいちごを無農薬で作ることは至難の業ですが、それを10棟すべてのハウスで実現したのです。

甘い香りが優しく立ち込めるハウスで作られているのは「紅ほっぺ」。甘みとほのかな酸味のバランスが絶妙で、日本人に長く愛され続けている品種です。この紅ほっぺ、一般的な糖度は10度前後ですが、アオハル農園のものはなんと15度以上!ヘタ近くの白い部分でも12度程もの甘さを誇ります。

食べて驚くのは、その味の透明感。糖度が15度以上あるにも関わらず、すっきりした味わいと程よい酸味に「こんなクリアないちご食べたことない!」と感動するはずです。

いちご狩りができるのは12~5月頃。販売も行っていますが、いちご狩りのハウスと共用で作られているため、予約してからの訪問がおすすめです。

ちなみに、1粒50g以上のものは「あす香」、贈答用箱詰めは「もも香」として販売されています。こちらは計画栽培となりますので、ご希望の場合はHPからのご予約をお忘れなく。

土づくりは味づくり。何気ないすべてが実りに繋がる。

この奇跡的な味の実現は、無農薬での果樹栽培に実績を持つ無農薬栽培インストラクター・玉城さんの腕によるものです。

まず、取り掛かったのは昔ながらの土耕栽培。近年、いちご栽培における主流は高設栽培ですが、「やはり土から自然の恵みを直接吸い上げるので、粒が大きく成長しやすいですね」と玉城さん。もちろん土作りでも化学肥料は使いません。

また液肥のひとつには木酢液を使用。これが光合成を活性化させて、糖度を上げるのだとか。「もうひとつ特長的なのが黒糖です。液肥に配合するんですが、これも糖度を高めるのに一役買っています」とにっこり。結果として、土からもいちごからも残留農薬の検出はゼロです。

他にも、マルチを止めるピンの刺し方など、見落としがちなポイントにも工夫が詰まっています。気が遠くなるような積み重ねの末に辿り着いた至福の味わいには、納得しかありません。

目指すは、福井県産フルーツが鈴なりの果樹園。

実はフルーツの自給率が高くない福井県。そこでアオハル農園では、福井県ではどの果樹が無農薬栽培に向いているのかの実証実験を始めました。
玉城さん曰く、大切なのはその地域をよく知ること。「害虫を食べてくれる虫もいれば、病気を予防してくれる菌もいる。とにかくその土地をしっかり理解することがスタートです」と続けます。

ぶどうに柿、梨、栗、グミ……。アオハル農園が、メイド・イン・福井の果物であふれかえる日が待ち遠しいばかりです。

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アオハル農園
※訪問の際はHP、インスタグラムにて事前にお問い合わせください。
【HP】 https://www.aoharunouen.com/
【いちご狩り予約サイト】 https://select-type.com/rsv/?id=KXtmtBr81EA&c_id=323312&w_flg=1
※いちご狩りの予約はインスタグラムDMからも可能
【いちご購入予約】 公式LINEから:https://line.me/R/ti/p/@186ozqhb?oat_content=url

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写真:出地 瑠以(cocoon)