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おとな女性のご褒美たび

公式 美めぐりふくい

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見て、学んで、感じる 和紙の魅力『卯立(うだつ)の工芸館』

”うだつ”のあがった江戸時代の紙漉き家屋。

江戸中期の紙漉き家屋を一度解体して移築復元し、平成9年に現在の場所でオープンした『卯立の工芸館』。「卯立(うだつ)」とは、日本家屋の屋根につけた小柱のことで、もともとは防火壁の意味合いが江戸時代に入り繁栄のしるしになっていったもの。そんな「うだつ」が家の”正面”にあげられた全国的にもめずらしい「妻入り卯立」が特徴です。


作業場でもある広い土間や囲炉裏、生活の場だった広い座敷など、訪れるとタイムスリップして江戸時代の紙漉きの家におじゃましているような感覚になります。そこで昔ながらの道具を使った伝統工芸士による手漉き和紙の工程を見ることができます。
2階では常時(展示入れ替え時を除く)さまざまな企画展示を行っていて、越前和紙の魅力を鑑賞できる場所となっています。

染付け、すかし、模様。越前和紙の美しさはそのデザイン性。


京都から23年前に移住してきた紙漉き職人の村田さんは、服飾を学んでいた学生時代に和紙を使って洋服を作っていたのだとか。材料の和紙も自分で作ってみたいと和紙の展示会に行った際に出会ったのが、越前和紙。ずらりと並ぶ和紙の中で、そのデザインの豊富さや色のきれいさにひかれて越前和紙へ。今では伝統工芸士として手漉き和紙をつくるほかに、「越前生漉(きずき)鳥の子紙保存会」で指導もされています。

「鳥の子紙」とは「雁皮(がんぴ)」という材料で漉いた紙のこと。他の材料と違い生産にも時間を要する雁皮はとても繊細で、紙を漉く時もとても気をつかうのだそう。「ほんとに美しいよ〜、大好き」と目を輝かせる村田さん。こちらでは和紙の材料となる「雁皮」や「楮(こうぞ)」などの植栽もやっており、材料の準備から和紙ができあがるまでの工程すべてを一箇所で見ることができます。

工程をただ見るもよし、自分で漉いてみるもよし。

「卯立の工芸館」では、実際に手漉き和紙を体験することもできます。出来上がった和紙はそのまま持ち帰ることもできますが、最近は「朱印帳」にするのが人気だそう。自分で漉いた紙にきれいな色の表紙をつけて、自分だけのオリジナル朱印帳に。慣れない手で漉いた紙にでたシワも、味わい深い模様のひとつになります。

オープン以来お客様の案内、製造作業に携わるスタッフさんも「とにかく美しくて、手をかけた分とても愛おしい」と手漉き和紙の魅力を語ります。自分で漉いた紙で作った朱印帳を持って神社に行くのも楽しみの一つなんだそう。

立派な「うだつ」と1500年の歴史を誇る高度な技術と質の高い和紙の魅力にふれに、ぜひ一度「卯立の工芸館」へ足を運んでみては。

 

infomation

越前和紙の里 卯立の工芸館
〒915-0232 福井県越前市新在家町9-21-2(地図
TEL:0778-43-7800
開館時間:午前9時30分~午後5時
紙漉き見学は午後4時まで、入館は午後4時30まで
休館日:毎週火曜(祝日の場合は営業)・年末年始
入館料:大人 200円(紙の文化博物館との共通、特別展開催時は300円)、高校生以下無料

HP:https://www.echizenwashi.jp/features/udatsu.html

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最終更新日 : 2021年3月30日