三国湊の歴史ある町で、蔵をカフェにリノベーション。
かつて北前船の交易で栄えた三国湊。その歴史の名残を残す広小路の一角に、明治初期の蔵をリノベーションしたマクロビカフェ『ことこと koto.koto.』があります。オーナーの齋藤さんが手がけるのは、本格的なマクロビオティック料理のごはんと体にやさしいスイーツ&ドリンク。肉を使わない大豆ミートや発酵調味料などで素材の旨みを引き出したメニューが楽しめます。
齋藤さんは、マクロビオティックインストラクターとヨガインストラクターの資格の持ち主。2019年にオープンしたお店では、自然食を中心に「見た目も鮮やかに、かわいく、美味しそうな料理を心がけています」と語ります。季節の野菜が彩るメニューは目にも美しく、体と心の奥深くまでしみわたるような味わい。スパイスなどの香りと共に、五感を幸福で満たしてくれます。
マクロビオティックを満喫できるランチ&スイーツ。
人気のランチは、大豆ミートのハンバーグなどをメインにしたAランチ(1,320円)、大豆ミートのタコライスのBランチ(1,100円)の2種類。ヘルシーな大豆ミートは、ジューシィなうえに食べごたえも満点。どちらも、小豆入り玄米ごはんや季節のスープなどがついてきます。
齋藤さんのご家族が営む『寿ファーム』の米粉を使ったスイーツも、『ことこと koto.koto.』の魅力。小麦粉を使わない『自家製玄米粉のマフィン』(380円)は、もっちりしっとりのやさしい甘さ。栄養満点の『自家製甘酒と豆乳のドリンク』(650円)は、お好みでホットとアイスから選べます。
人気のランチはテイクアウトもでき、『ことこと弁当』(1,080円)や『ことことBOX』(756円)から選べます。旬にこだわるランチやスイーツは、季節や日によって変更となることがあります。
福井は発祥の地?マクロビオティックをもっと身近に。
「〝マクロビオティック〟とは、大自然の法則にそった食べ方や作り方のこと。海外で有名になりましたが、実は日本発祥のものなんですよ」と教えてくれた齋藤さん。明治時代、食育の祖ともいわれる福井県出身の医師 石塚左玄が唱えた「身土不二」、「一物全体」の考えを取り入れた日本食が、マクロビオティックのベースになっているのだそう。
「身土不二」、「一物全体」とは、「人間の体と土地は切り離せず、自分が暮らす土地のものを、旬の時期に、皮ごとまるごと食べよう」という考え方。齋藤さんは体に良く、美味しく、食べごたえのあるメニューを通じ、マクロビオティック料理を「特別なものではなく、誰もが取り入れられる身近で気軽なもの」として、たくさんの人に広く親しんでほしいと考えています。
ことこと koto.koto.
【住所】 福井県坂井市三国町南本町3-3-34(地図)
【TEL】 0776-81-2000
【営業時間】 11:30-16:00
【定休日】 日曜・月曜・火曜(不定休有)
【HP】 https://www.kotokoto-fukui.com/