持ち運びしやすい、お洒落で華やかな老眼鏡として。
折りたためば「紙のように薄くフラットになる」ことから、『ペーパーグラス』と名付けられた薄型眼鏡。驚くほど薄く、軽く、簡単に持ち運びできる『ペーパーグラス』には、眼鏡製造の国内シェア約9割を誇る眼鏡のまち鯖江の技が息づいています。
「耳にかけるテンプルが折りたたむ時に上へ倒れる特殊な構造と、鼻パットと呼ばれるパーツをなくしたところが薄さの秘密です。テンプルの特殊構造は、特許を取得しています」と製造、店舗・催事販売部門の部長を務める飛山昌久さんは胸を張ります。
ポケットに入れたり、栞として手帳に挟んだり、気軽にかつコンパクトに携帯できるところから、リーディンググラスいわゆる老眼鏡として愛用される女性の方が多いのだとか。
「老眼鏡は長くかけるものではないので、華やかな色やお洒落なデザインを選ばれるようですね」と飛山さん。
「違和感や恥ずかしさで老眼鏡をかけたがらない方がいらっしゃいますが、『ペーパーグラス』は薄さやデザイン性で新しい価値を生む楽しさをご提案することができると思っていますので、ぜひトライしていただきたいですね」とやさしくほほ笑みます。
スマートで差のつく、近視用の眼鏡やサングラスとして。
『ペーパーグラス』は、デザインやかけ心地にこだわった視力矯正用の眼鏡やサングラスとしても注目を集めています。
お客さまの声から生まれたスタンダードデザインの『STACLA JP』は、近視や遠近両用にも対応した薄型眼鏡。「一般的な眼鏡と同じ感覚で長時間かけられるよう、やわらかいかけ心地のテンプルや鼻のかけ位置などを工夫しています」と飛山さん。
アセテートパーツでデコレーションしたトレンド感あふれる『COMBI』は、ラウンドやボストンなどレンズのパターンも多彩。自分に合ったお気に入りの1本が、きっと見つかります。
紫外線から目を守る『ペーパーグラス』のサングラスも隠れた人気。かさばらずスマートに持ち運べるので、海外や国内旅行、アウトドア、屋外のスポーツ観戦やイベントなどで活躍します。
「実は、『ペーパーグラス』はもともとサングラスとして開発されたものなんです。外でかけることが多く、一時的に使うところなどが老眼鏡に似ていることから、老眼鏡としてクラウドファンディングをしたところ、大きな反響をいただき今に至ります」。
Made in SABAEのクオリティを、自分の目で確かめて。
現在、『ペーパーグラス』は東京、大阪、九州、福井など、国内9店舗を展開しています。2023年には鯖江店をオープン。県外からの観光客が、旅行の合間に立ち寄ることも多いといいます。
店内での『ペーパーグラス』選びのポイントは、「デザイン、度数、フィット」と教えてくれた飛山さん。
「視力矯正のレンズは7度数あり、1〜4までの度数の場合、30分程のお時間で調整し、その場でお渡ししています。それ以上の度数になる場合は、1時間程かけて検眼などを行い、その後10日間程度お時間をいただいて、完成後にこちらから発送することになります」。
購入後のメンテナンスや調整は、無料で対応。オンライン販売もあり、専門スタッフが購入までのアドバイスや購入後の使い方など、さまざまな相談に応えてくれます。
「眼鏡が完成するまでの工程は250を超えるとも言われます。部品を作り、組み立て、磨き、色を着け、レンズをはめ、最後に手で歪みを取り、形を整えていく。職人がひとつひとつ手作業で丁寧に仕上げたMade in SABAEのクオリティを感じてください」と笑顔で締めくくりました。