色とりどりの野菜をたっぷりフレンチでいただく。
永平寺口駅前に佇むフレンチレストラン『ラ ポスト』。フランス語で「郵便局」を意味する店名のとおり、元々郵便局だった建物をリノベーションした、心和む雰囲気の店内で美味しいフレンチをいただけます。オーナーシェフ近岡さんは石川県・能登半島出身。能登で農業に携わるご両親から届く新鮮な無農薬野菜を使った、カジュアルなフランス料理が人気のお店です。
ランチタイムは、旬のお野菜を使ったメニューが20種類以上並ぶ「おかわり自由」なサラダが好評。どれも丁寧につくられた、種類も豊富なお野菜をたっぷり堪能できるのが魅力的。ランチサラダ詰め放題のテイクアウト(500円)も人気です。
皿の上で魅せる、目にも舌にも美味しい料理。
「フランス料理は皿の上で表現する魅せる料理」と近岡さん。大学生時代にバイトしていたホテルのレストランで、「師」と仰ぐシェフに出会ったことがフランス料理の道を選ぶきっかけに。その後もホテルやフランス料理店で経験を積むうちに、盛り付けにも自分なりの個性ができていったそうです。旬の魚介や若狭牛などのメインとともに、野菜をふんだんに使ったお料理は、見た目の彩りや華やかさにシェフの盛り付けへのこだわりが見えます。
季節ごとに変わるメニューは、旬の野菜に合うメインを考える「普通とは逆の発想」だそう。コース料理ではメインを含め一皿に約10種類の野菜を使用し、野菜を楽しめるコースになっています。見た目だけでなく食べやすさにもこだわり、地元のご年配の方でもお箸でぺろりと食べて帰られるのだとか。
美味しく食べながら、癒やされる空間。
お昼は調理法や素材がちがうメインを2種類ぜいたくに楽しめるBランチがおすすめ。
ディナーのおまかせコースでは「食べて終わるだけでなく、ここでの滞在時間を楽しんで欲しい」と最後にテーブルの上で完成させるデザートなどエンターテイメントな演出が。
郵便局時代に使用されていたドアや室名札をそのまま残した内装など、ところどころにに旧郵便局の名残を感じるノスタルジックな趣と南仏をイメージしたインテリアがとても居心地の良い店内。思わずゆったりとくつろいでしまいます。「この雰囲気にも後押しされる」と近岡さん。窓から見える永平寺口駅前ののどかな風景にも癒やされる、心もお腹も満たされるレストランです。