お茶の香りと笑顔が花開く。
創業90年を数える『丸松茶舗』は、温かい笑顔の吉村さんご夫妻が迎えてくれるお茶屋さん。ご主人は、「うちの主軸となっているのは豆入り番茶ですね。全国的に見ても、ある季節だけ番茶に豆を入れるという地方はありますが、福井のように通年というのは珍しいんです。なので“福井の味”として推しています」とにっこり。
厳選したほうじ茶に、昔ながらの製法でじっくり炒りあげた福井県産の大豆をブレンドした豆入り番茶・ほうじ仕上げは、大豆と茶葉のダブルの芳ばしさがたまらない一品。太陽をいっぱいに浴びた番茶はミネラルたっぷりながらスッキリした飲み口で、旨味成分アミノ酸をたっぷり含んだ大豆と好相性です。心と体に沁み入る甘く優しい味わいは、まるで二人のお人柄を表しているようです。
せっかく福井で作るのだから、“福井らしさ”をプラス。
全国有名産地の茶葉をベースに、福井らしさをプラスしたお茶を提供している『丸松茶舗』。中でも福井らしさが存分に感じられるのが、「コシヒカリ玄米茶」「越前そば茶」「越前麦茶」です。
「コシヒカリ玄米茶」には、福井県産のコシヒカリを使用。煎られた質の高い県産米が豊かな芳ばしさを生み出し、鼻腔をくすぐります。「越前そば茶」では貴重な福井産そばをブレンド。後味スッキリで飲みやすい仕上がりを実現しました。また、「越前麦茶」は県内産六条大麦を100%使用。美しい黄金色と深い香りがたまりません。
他にもお茶界の人気猫「みたらしちゃん」がパッケージになったティーバッグやお茶缶などもあり、見ているだけでワクワクすること間違いなし。迷う楽しさも一緒に味わってみてください。
お茶にも多様な楽しみを。
こちらのオリジナル商品で、密かに人気が高いのが「こんぶ茶」シリーズです。「うめがねこんぶ茶」「にゃんこんぶ茶」と銘打たれた小さなパッケージには、お茶の素となる顆粒と乾燥昆布が入っており、熱湯を注ぐと3分程で眼鏡や猫の形の昆布が出現するというユニークなお茶です。近年SNSが発端となり、人気に火が付きました。乾燥昆布が戻るのを待つ間のワクワク感は、他のお茶ではちょっと味わえません。福井への旅の記念に、街中散策の思い出に、ぜひお試しください。
お茶について尋ねれば優しい笑顔で応えてくれるだけでなく、「あとね……」と豆知識を教えてくれることもある吉村さんご夫妻。お茶についてはもちろんお茶との相性についても相談に乗ってくれるお店は、いつでも私達を温かく迎えてくれます。