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おとな女性のご褒美たび

公式 美めぐりふくい

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紫色の景色と癒やしの香り 『三国ラベンダーファーム』

富良野で出会った絶景。福井でもラベンダーを咲かせたい。

毎年6月の初旬頃から、坂井市北部の「フルーツライン」と呼ばれる通りの一角がきれいな紫色に染まります。三国町出身の藤井衛さんが手がける『三国ラベンダーファーム』。約6千平方メートルの畑いっぱいに広がる紫の景色とやさしいラベンダーの香りに癒やされに、毎年たくさんの人が訪れます。

藤井さんがラベンダーの栽培を始めたのは1991年、今から30年前のこと。きっかけは、元々バイクで旅をするのが好きだった藤井さんがバイク雑誌で見かけた北海道富良野の「ファーム富田」を訪れたことでした。当時学生時代を過ごしていた東京からバイクで北海道へ。
実際に見た富良野のラベンダー畑の景色が忘れられず、その後地元に戻ると母親が野菜を育てていた畑の片隅で、ラベンダーを種から育てはじめました。すると3年目に花が咲き、福井でもラベンダーは育つと確信。ラベンダーの栽培をちゃんと習得したいと「ファーム富田」の社長(現会長)さんに「住み込みで学びたい」と思いをしたためた手紙を書きました。

残念ながら社長さんからは「現在は対応できない」との丁寧なお断りのお手紙が。しかしその後再び富良野を訪れた時、直接社長さんにお会いしてラベンダーの苗を分けてもらえることに。この時手紙のことを覚えていた社長さんから、祖父が大野市出身で福井に親類が多くいるなど、実は福井県とは縁があることを聞いたのだとか。
そして、富良野から届いた苗から、三国での藤井さんのラベンダーファームが始まりました。今では訪れる方に「ミニふらの」と呼ばれるまでに。

リピーター続出。三国生まれの天然ラベンダーオイル。

現在ファームで育てている品種は「濃紫早咲」「おかむらさき」「インプレスパープル」「アラビアンナイト」の4種類。
中でも早く咲き始める「濃紫早咲」はイングリッシュ系統。紫色が濃く観賞用として人気の品種です。同じくイングリッシュ系統の「おかむらさき」は香りがよくポプリや石鹸などの原料によく使われます。ラバンディン系統の「インプレスパープル」「アラビアンナイト」は花穂が長くドライフラワーにも向いている品種です。

畑の隣の小屋では、刈り取った花からオイルを抽出したり、ドライフラワーを作る作業も藤井さんがすべて一人で行っています。
近くからひいている井戸水を使って抽出する天然のラベンダーオイルや、オイル抽出時にとれる蒸留水、ドライフラワーなどをファームで販売しています。
三国産の天然ラベンダーオイルは品種別に香りも違う2種類。アロマセラピーの代表的な香りとして広く使われるラベンダーは万能な精油と言われ、リラックス効果が高くストレスの緩和にも効果的。鎮痛・抗菌作用もあり、肌トラブルのケアにも役立つので、お家でのリラックスタイム用や化粧品用としても、リピーターが多い商品です。

ラベンダーは、1日にして成らず。

ラベンダーの見頃は毎年6月初旬〜20日頃(その年の気候などにより前後します)の約2週間あまりですが、藤井さんのファームでの作業は年中ほぼ休みなし。「始めた時はこんなに草が生えるとは思わなかった。」と、とにかく除草作業に追われる日々。それでも除草剤は使用せず、ファーム内を全て手作業で草取りをされています。
「大変だけど、訪れる人に『わあ!』と歓声をあげて喜んでもらえると、やっていてよかったなと思います。」
天気が良い日にはファームから白山の眺めも。「仕事しながら白山が見えるから、この場所に決めたんです。」果てしない作業をほぼ一人でこなす藤井さんのエネルギー源は、やはり美しい自然の景色。

お話を聞いている間ずっと、ラベンダーを刈りとってオイル抽出小屋とを行き来する藤井さんからやさしいラベンダーの香りが漂ってきて、藤井さん自身がもうラベンダーなのではという錯覚に。とても癒やされるひとときでした。
こちらの天然ラベンダーオイル、ラベンダー蒸留水、ドライフラワーなどは、「三国ラベンダーファーム」の他にも「道の駅みくに」やあわら市の「ファーマーズマーケットきららの丘」などでシーズン以外でも通年購入することができます。

infomation

三国ラベンダーファーム(地図
福井県坂井市三国町加戸27-14

最終更新日 : 2021年9月22日