精進料理の代表。とろ〜り食感と風味満点のごま豆腐
大本山永平寺の御用商でもある、ごま豆腐専門店『團助(だんすけ)』。永平寺の門前町で豆腐店として明治21年に創業。永平寺を訪れる参拝者に「なにか永平寺らしいおもてなしを」と作り始めたのがごま豆腐。永平寺の修行僧に製法を学び、独自に改良を加えて現在の「團助胡麻豆腐」になりました。
種類は「白ごま豆腐」「黒ごま豆腐」「金ごま豆腐」の3種類。なめらかな舌触りが特徴の「白ごま豆腐」、くらべてねっとりとした舌触りで濃厚な「黒ごま豆腐」と希少価値の高い金ごまを使用した「金ごま豆腐」。なかでもおすすめは、もっとも香りが高く、ごま本来の旨味やコクが強い「金ごま豆腐」。スプーンですくってひと口食べると、とろ〜り食感、お口の中に広がるごまの香りがたまらないです。
美味しいだけじゃない。ごまは身近なスーパーフード。
風味豊かで味わい深く、私たち日本人の食卓でもおなじみの存在の「ごま」ですが、栄養価が高いことでも知られています。ごまは煎ることで風味が増すだけでなく栄養価もUPする(抗酸化作用が上がる)のだとか。良質な油をたっぷり含み、食物繊維やポリフェノールの豊かなごまは、アンチエイジングやお通じの改善にも最適な食材です。ちなみに、白ごまは呼吸器や皮膚、大腸など、黒ごまは婦人科系や腎臓などに効果を発揮するそうなので、どちらもとれば両方の効果に期待大。
『團助』では、風味を高めるためほどよく煎ったごまをペースト状にする行程を3回繰り返し、味に一層コクを加えるため極めて細かく仕上げています。直営店では、胡麻豆腐の他にもごまドレッシングやごま油などこだわりのごま製品もずらりと並んでいます。
直営店はここだけ。ごまの魅力を心ゆくまで。
イートインスペースもある直営店では、ここでしか食べられない「生ごま豆腐」もあります。(コロナウイルス感染防止のため、休止している場合があります。イートインコーナーをご利用希望の際は、店舗へお問い合わせください)
現在土曜・日曜・祝日限定で販売している「胡麻プリン」も人気。やさしい甘味にこだわり、砂糖も少なめで作っているのだとか。若い方向けにと開発したそうですが、意外とご年配の方にも人気なのだとか。ごま豆腐屋さんのこだわりがつまった「胡麻プリン」、美味しくないわけがないです。他にも無調整豆乳と6,000粒の胡麻を使用した「黒胡麻ラテ」、北海道大納言を炊き上げた「胡麻豆腐入りぜんざい」も土日祝限定でテイクアウトできます。