全国の眼鏡ファンが信頼を寄せるお店。
福井・鯖江が眼鏡の一大産地であることは有名ですが、メーカーに比べ、圧倒的な専門知識と独自の基準で厳選した眼鏡が揃う小売店はそれほど多くはありません。そのなかでも唯一無二のセレクトで多くの眼鏡ファンから厚い信頼を寄せられているのが、鯖江市にある『田中眼鏡』です。
店内にはこだわりのフレームがズラリ。オーナーの田中幹也さんは、これまで多くの人々にぴったりの眼鏡を提案してきた“眼鏡の伝道師”。田中さんにセレクトしてもらいたいと、お店には県内外からお客さんが訪れます。
「自分は眼鏡が似合わないと決めつけるのではなく、まずはタイプの違ういろいろな眼鏡を試してみるのがおすすめです。眼鏡によって印象はがらりと変わるので、自分の固定概念を一旦横に置いて、眼鏡選びを楽しんでほしいですね」と田中さんは語ります。
新しい魅力と出逢う喜び。
眼鏡を選ぶ際は、その人の顔や雰囲気、ファッションといった外見だけでなく、職業、ライフスタイル、趣味、予算、どんな場面で掛けるのか、周りからどんな風に見られたいかなど、お客さんとの会話から選ぶ眼鏡を考察していくという田中さん。その後、眼鏡を作るために欠かせない目の検査を経て、レンズやフレームを決めていきます。
「眼鏡は単なる視力矯正の道具ではなく、自分に合う眼鏡をかけることで、美しさや輝きをさらに引き出すアイテムなんです。色・形・フレームの材質によって場面によって使い分けたり、自分を演出したりすることもできます。ファッションアイテムの中でも眼鏡は特殊なもの。だからこそお気に入りの一本が見つかれば愛着が湧き、その人にとって欠かせないアイテムになるはずです」
ここにしかない希少なヴィンテージ眼鏡も。
2019年には福井駅前に2号店である『田中眼鏡 福井店』がオープン。「美」と「知」をテーマにした店内は、まるでカフェか雑貨屋のような雰囲気。本店と同様、圧倒的な眼鏡の知識と抜群のセンスを誇る女性店長が出迎えてくれます。
こちらのお店では、県内ではここでしか取扱いのないブランドや、昭和の頃に作られていた国産ヴィンテージの眼鏡も揃っており、なかには1点もののフレームもあるそう。ヴィンテージ眼鏡は今の時代に使えるようリペアされており、眼鏡に込められた「物語」や「想い」を聞いてみるのもおすすめです。
かける人の美しさを引き出す眼鏡。『田中眼鏡』の手にかかれば、今まで気づかなかった新しい魅力を見つけることができるかもしれません。