乗り鉄さん、撮り鉄さんにもおすすめな、福井のローカル線で味わう旅気分
福井には、地元で「えちてつ」と呼ばれる「えちぜん鉄道」と「ふくてつ」と呼ばれる「福井鉄道」という2つのローカル線があります。どちらも沿線上にあるレトロで味わいのある駅舎や車窓からの風景などが楽しめ、主要観光地へのアクセスとしても利用できます。
えちぜん鉄道には、JR福井駅を起点に「勝山永平寺線」と「三国芦原線」の2つの路線があり、「勝山永平寺線」は永平寺や恐竜博物館、平泉寺などへ、「三国芦原線」はあわら温泉や東尋坊、雄島方面へのアクセスに利用できます。
福井駅発勝山駅行き限定運行の観光列車「恐竜列車」は、恐竜の装飾や模型やモニュメントの設置だけでなく、探検隊に扮した乗務員のおもてなし付きで人気です。
恐竜博物館や平泉寺の最寄駅「勝山駅」の駅舎は、1914年(大正3年)開業以来のもので、国の登録有形文化財に登録されており、そのレトロな佇まいや動態保存として日本最古級の電気機関車の展示等でも人気の駅です。
えちぜん鉄道は現在も紙の乗車切符を使用していて、有人駅では切符にパチパチと鋏を入れる入鋏が見られるのも、全国でも珍しいとてもレアな光景です。
また、えちぜん鉄道にはアテンダントが乗務し、切符販売だけでなく観光案内や他の路線との接続情報などの交通情報なども教えてくれます。(9:00~15:00間のほぼ全便に乗車)
福井鉄道が運行する「福武線」は、福井市の「田原町駅」と越前市の「たけふ新駅」を結び、鯖江市の西山公園や、伝統工芸エリアなどへのアクセスとして利用できます。
「福武線」は、鉄道区間と路面電車区間にまたがって走行する、全国的にも珍しい運行形態です。
福井鉄道には、オレンジ、ブルー、黄緑、桜色とカラフルな車体の「FUKURAM(フクラム)」や2023年から新たに加わった「FUKURAM LINER(フクラムライナー)」などの車両があります。
また、春と秋のみ限定運行の「レトラム」は、元ドイツのシュツットガルト市電だった電車です。街で見かけると思わず写真に収めたくなるかわいらしい車体が人気です。
車やバスでの移動とはまた違った旅気分が味わえる、ローカル線での列車旅。乗るのも撮るのもおすすめです。
土日祝日の利用に便利な1日フリーきっぷなど、お得な切符もあります。(詳細についてはINFORMATIONから各HPをご参照ください。)
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