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美めぐりふくい×ハピラインふくい「ハピラインでめぐる おとなのご褒美旅」フリーペーパー発刊

2025年3月初旬に「ハピラインでめぐる おとなのご褒美旅」が発刊されました。
本誌はフリーペーパーとなり、どなたでもお手に取っていただけます。

福井の地域鉄道「ハピラインふくい」に乗って、ご褒美旅にでかけませんか?
本誌では美めぐりふくいが選ぶハピラインの駅から徒歩圏内で行けるおすすめスポット、飲食店、各駅で遊べる場所やモデルコースをご紹介しています。

ハピラインの各駅や福井駅周辺に設置しておりますので、見かけた際はぜひご覧ください。

また #ハピラインでご褒美旅 でのInstagram投稿もお待ちしております。

発刊:(一社)地域改革
編集:美めぐりふくい事務局
協力:ハピラインふくい

お問い合わせ先:美めぐりふくい事務局
info@bimeguri.jp

【福井県若狭町】歴史ロマンと大自然を感じる旅を!”若狭町”に来たらハズせない人気スポットを紹介

若狭地方の中心に位置する「若狭町」。この記事では、若狭町の歴史や地元民おすすめのスポットなどを紹介します。ぜひ福井観光の際の参考にしてみてください。

若狭町の魅力を発見

ラムサール条約に登録された「三方五湖」をはじめ、日本海から熊川まで豊かな自然が広がります。三方五湖で獲れるウナギや、若狭フグ、アオリイカなどの海の幸、「おいしい水」全国2位にも選出された「瓜割の名水」、若狭町の名産品「福井梅」など、魅力のグルメも満載。美景と美食に五感が満たされる町です。

若狭町の歴史と文化

若狭町の歴史は非常に古く、縄文時代の鳥浜貝塚、前方後円墳や巨大な円墳などが多く出土しています。また、かつて日本海と京都を結んで栄え、現在では国の重要伝統的建造物群に選定されている「熊川宿」や、7万年分もの年縞が展示されている「年縞博物館」など、楽しく歴史に触れられるスポットが数多くあります。

若狭町にいくならここ!おすすめの観光スポット3選

【熊川宿】

若狭と京都との交易の拠点として戦国時代から江戸時代にかけて栄えた宿場町。平成27年には、熊川宿を含む鯖街道が「~御食国若狭と鯖街道~」として日本遺産に認定されました。今も当時の町並みが保存されており、伝統的な景観の中で街歩きを楽しめる人気のスポットとなっています。古民家をリノベーションした宿やカフェ、パン屋などが続々とオープン。東西に迫る山々に、宿場町を流れる前川。自然に囲まれたロケーションも魅力です。

INFORMATION

熊川宿
【住所】福井県三方上中郡若狭町熊川(地図
【駐車場】あり
【HP】https://kumagawa-juku.com/

【御神島(おんがみじま)】

御神島は、常神半島の先端部から西方約500m の日本海に浮かぶ、周囲約3㎞の小さな無人島です。島の中ほどには、常神大明神(つねかみだいみょうじん)を奉った神社が建立され地元住民より崇拝されています。御神島へは公共の渡し舟がありませんが、常神地区の民宿に宿泊すると、御神島へ渡る渡船を出してもらうことができます。夏場には美しい海をプライベートビーチのように独り占めできると好評です。

INFORMATION

御神島(おんがみじま)
【住所】福井県三方上中郡若狭町(地図

【福井県年縞博物館】

特徴的な縞模様の地層”年縞”をテーマにした世界初の博物館。年縞とは、長い年月をかけて湖の底などに積もった泥が縞模様のように体積した地層のことです。水月湖の底から採取された年縞はなんと7万年分、その長さは45mにものぼり、世界でも他に例を見ないほど完璧なものです。館内には45mの年縞がステンドグラスにして展示されており、地球の歴史の深さが視覚的にわかりやすく、思いを馳せずにはいられません。

INFORMATION

福井県年縞博物館
【住所】福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1縄文ロマンパーク内(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-45-0456
【時間】9時~17時( 入館は16時30分まで )
【休館日】毎週火曜、年末年始(12/29~1/2)
【観覧料】一般500円、小中高生200円
【HP】https://varve-museum.pref.fukui.lg.jp/

若狭町のおすすめ宿泊施設4選

【山座熊川】

「素晴らしき山暮らし」をコンセプトにしたアウトドア複合施設。1棟貸の山荘とキャンプサイトがあり、好みの宿泊スタイルで楽しむことができます。それぞれ快適なプライベート空間が保たれながらも開放感があり、夜には満点の星空を見上げたり焚火の炎を眺めたり、心に残る非日常な時間をお過ごしください。食事は自炊も可能ですが、若狭牛や干物をはじめ若狭町の海の幸山の幸がたっぷり使われた、手ぶらでOKなBBQプランもあります。

INFORMATION

山座熊川
【住所】 福井県三方上中郡若狭町河内79-3-1(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-62-1777
【HP】https://sanza-kumagawa.com/

【海香の宿 波華楼】

すべての客室がテラス付きのオーシャンビュー。水平線まで見渡せる日本海の眺望、1日を通して聞こえてくる波の音や鳥の声、日々の喧騒を忘れられる癒しのロケーションが魅力の1つです。食材はできる限り地のもの・天然ものを使用し、見えない部分にも手を抜くことのない丁寧な調理にこだわった料理も好評。四季折々、あらゆる海の幸がいただけますが、 冬の時期に提供される越前ガニのフルコースが特におすすめです。  

海香の宿 波華楼
【住所】福井県三方上中郡若狭町塩坂越3-11(地図
【駐車場】あり
【定休日】不定休
【TEL】0770-47-1423
【HP】https://namihanarou.jp/

【ふじはらや】

漁家民宿ならではの、天然にこだわった海鮮料理が自慢。夏には店主が素潜りで獲った赤ウニや岩ガキなどの貝類、秋には他では滅多に味わえないアオリイカの活作り、冬にはフグやカニと、年間を通して新鮮な海の幸が並びます。それに加え、アットホームな雰囲気と、元気で気さくな店主のおもてなしの虜になる客は多く、およそ7割をリピーターが占めるほど。世久見地区に数ある民宿の中でも「行きつけの宿」に選ばれる魅力がつまった人気の宿です。

INFORMATION

ふじはらや
【住所】福井県三方上中郡若狭町世久見13-26(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-46-1536
【HP】http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~ryoshi-126/

【夕日の宿 松喜】

若狭湾に沈む夕日と烏辺島が目の前にある絶好のロケーション。部屋から絶景を独り占めできるのはこの宿ならでは。素潜り漁師である店主が獲る魚介を豊富に使ったボリューム満点の食事がリーズナブルにいただけると好評です。若狭フグ、カニ料理、鮮魚料理の他、岩牡蠣グラタンや岩牡蠣フライなど料理のバリエーションも魅力。食事は個室のため、プライベート空間が保たれ仲間と水入らずで楽しめます。明るい女将のおもてなしも旅の思い出となること間違いなし!

INFORMATION

夕日の宿 松喜
【住所】福井県三方上中郡若狭町世久見13-17(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-46-1559
【HP】https://wakasa-matsuki.com/

若狭町に来たら絶対に行きたいレストラン・カフェ3選

【ドライブイン よしだ】

何度もメディアに取り上げられている行列必至の有名店。こちらの人気メニューは名物「イカ丼」。ブツ切にした刺身イカに山芋、特製ダレがたっぷりかかっていて、大葉やうずらの卵がトッピングされたオリジナルの一杯。丼ぶりいっぱいに盛り付けられたイカはツヤが良く、コリっとした食感を楽しめます。若狭町特産「福井梅」の梅干しも一緒に味わえます。水月湖を臨むレイクビュー。イカ丼とともに大自然の景色もご堪能ください。

INFORMATION

ドライブイン よしだ
【住所】 福井県三方上中郡若狭町海山70-3(地図
【駐車場】あり
【時間】10時~17時(売り切れ次第終了)
【定休日】不定休
【TEL】0770-47-1438
【HP】https://instagram.com/drive_in_yoshida

【葛と鯖寿しの店 まる志ん】

熊川宿のほぼ中心に位置する、築190年以上の古民家商家を改装した店。本葛を使用した葛もちや葛まんじゅう、葛そば、葛うどんなどが堪能できる、葛にこだわった専門店です。注文を受けて葛粉から作る出来立ての葛もちは、温かいとろっとした食感が特徴。黒蜜ときな粉をまぶしていただけば、優しい甘さに心がホッとします。また、福井名物の鯖寿しは、国産の生サバのみで仕込む自家製。熊川宿散策の際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。

INFORMATION

葛と鯖寿しの店 まる志ん
【住所】 福井県三方上中郡若狭町熊川39-11-1(地図
【駐車場】なし
【時間】11時~16時
【定休日】水曜日
【TEL】0770-62-0221
【HP】http://www.eonet.ne.jp/~marushin/

【うなぎや源与門】

昭和7年創業の老舗。5月〜11月の漁期には、三方五湖産天然鰻「口細青鰻」が入荷されることもあり、県内外から多くの客が押し寄せます。裏山の雲母山(きらやま)からの清らかな伏流水で活かし込みを行うことで、鰻の臭みが取れ、身が締まるのだそう。捌きたての鰻を炭火で丁寧に焼き上げ、表面はカリッと香ばしく、中はふんわりと仕上げて、秘伝のタレをたっぷりかけていただきます。落ち着いた雰囲気の座敷で、ゆったりと食事をお楽しみください。

INFORMATION

うなぎや源与門
【住所】福井県三方上中郡若狭町三方52-6(地図
【駐車場】あり
【時間】11時~13時30分
【定休日】木曜日
【TEL】0770-45-0035
【HP】https://unagiya-genyomon.com/

グルメ以外も楽しみたい!若狭町で楽しめる体験2選

【若狭町観光船レイククルーズ】

三方五湖のうち、水月湖と菅湖を約40分間かけてめぐる遊覧船。冷暖房完備の1階席、爽やかな風を感じられる解放感のある2階席とどちらもお楽しみいただけます。湖上から眺める景色は、広い空と山々が360度に広がり、非日常的でリフレッシュできると好評です。雄大な自然を五感で存分に感じるも良し、野鳥の宝庫として知られる菅湖でバードウォッチングをするも良し、思い思いのスタイルでクルージングをお楽しみください。

INFORMATION

若狭町観光船レイククルーズ
【住所】福井県三方上中郡若狭町海山68-20(地図
【駐車場】あり
【時間】出航 10時~
【定休日】木曜日 ※荒天・点検日はお休み
【営業期間】3月〜12月中旬(12月中旬から2月末までお休み)
【乗船料】大人(中学生以上)1,400円/小人(小学生)700円
【TEL】0770-47-1127
【HP】https://www.wakasa-lakecruise.com/

【ドレス試着体験(BRIDAL LAND WAKASA ALPHA BLANCA)】

世界で活躍した桂由美氏がデザインしたドレスコレクションが展示された日本初のブライダルファッションミュージアム。この一角にある「BLANCA STUDIO」にてドレスの試着体験ができます。ドレスはおよそ30着から選択でき、ティアラなどのアクセサリーも用意されています。手頃に本格的なドレスが試着できるとあって、結婚式を挙げていない夫婦や記念日婚、友達同士で、母娘2代でなど、全国から多くの人が訪れています。

INFORMATION

BRIDAL LAND WAKASA
【住所】福井県三方上中郡若狭町北前川16-16-1(地図
【駐車場】あり
【入館料】一般1000円(900円)小学生500円(500円)
【体験料】12,100円~、所要時間約30分前後~
【時間】10時~17時(体験受付10時~15時)
【定休日】毎週火曜日(火曜が祝日の場合はその翌日)、年末年始 ※臨時休館の場合あり
【TEL】0770-45-3070
【HP】https://bridalland-wakasa.jp/

まとめ

今回は、豊かな自然と昔ながらの宿場町の町並みが残る”若狭町”の魅力を紹介しました。
福井観光の際には、三方五湖の周辺をドライブしたり、若狭町ならではの人気グルメを堪能したり、若狭町の魅力を感じるひと時を過ごしてみてくださいね。

協力:若狭三方五湖観光協会

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【福井県美浜町】癒されたい人必見!自然に囲まれて過ごす”美浜”のゆったりご褒美スポットを大特集

その名の通り、水晶浜をはじめとした「美しい浜」が多く存在する「美浜町」。この記事では、美浜町の歴史や地元民おすすめのスポットなどを紹介します。ぜひ福井観光の際の参考にしてみてください。

美浜町の魅力を発見

海、山、谷、川、さらに湖があり、自然に囲まれてゆったりとした時の流れを感じられるのが美浜町の魅力の1つ。喧騒から離れて、心身リラックスできるお気に入りのスポットを探してみてくださいね。

美浜町の歴史と文化

戦国時代には越前朝倉氏の侵攻を食い止めた難攻不落の堅城「佐柿国吉城」の城下町として、江戸時代には丹後街道の宿場として栄えた町並みが現在も色濃く残っています。

また、江戸時代の中頃にはすでに盛んに作られていた美浜町の郷土料理「鯖のへしこ」は、今では美浜町だけで年間約20万本が生産され、福井県を代表する食文化として欠かせない存在となっています。

美浜町にいくならここ!おすすめの観光スポット2選

【水晶浜】

福井県屈指の抜群の透明度を誇る「水晶浜」。海水浴シーズンには県内外から多くの海水浴客が押し寄せる人気のビーチです。岩場に生息するたくさんの魚を観察することができ、シュノーケリングを楽しむにはもってこいのスポット。白い砂浜はサラサラと細かい砂粒で、まるで南国の海のような美しさ。まだ誰もいない静かな早朝に散歩したり、夕日を眺めるのもおすすめです。

INFORMATION

水晶浜
【住所】福井県三方郡美浜町竹波(地図
【駐車場】あり
【HP】https://wakasa-mihama.jp/beach/crystalbeach/

【国吉城】

難攻不落の堅城として知られる「国吉城」。標高197.3mの本丸跡までは、九十九折れの坂道や傾斜の急な階段をのぼりなど、堅城の名にふさわしい、険しい道が続いていきます。「若狭国吉城歴史資料館」では、戦国時代から近現代までの国吉城と、その城下町佐柿の歴史が解説パネルや史資料で分かりやすく紹介されていて、散策前にはぜひ立ち寄りたいスポット。有形文化財に登録されている佐柿町奉行所跡も必見です。2017年に公益財団法人日本城郭協会より「続日本100名城」に選定されました。

INFORMATION

国吉城
【住所】福井県三方郡美浜町佐柿25-2(地図
【駐車場】あり
【時間】9時~17時 冬期(12月~3月)10時~16時30分
【休館日】0770-32-0050
【TEL】月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)
【HP】https://www.town.fukui-mihama.lg.jp/soshiki/30

美浜町のおすすめ宿泊施設4選

【かつみや】

新鮮な魚介、地場野菜や若狭牛など、福井ならではの食が楽しめる「かつみや」。1番の人気はブリしゃぶ、ブリ大根、ブリ丼など、美浜町で獲れるブリを心ゆくまで堪能できる「寒ブリフルコース」。脂がのり身が引き締まったブリを求めてリピーターが集まります。海が見えるカフェスペースでいただく、スムージーや酵素を取り入れた身体に優しい和朝食も好評です。

INFORMATION

かつみや
【住所】福井県三方郡美浜町丹生49-2(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-39-1045
【HP】https://katumiya.co.jp/

【Glänz(グランツ)】

久々子海水浴場の目の前にある全室オーシャンビューのグランピングリゾート。波の音と満天の星空に癒されるロケーションが自慢の宿です。直径7mの広々とした大型ドームテントは女子旅、家族旅行、カップル旅に、1棟限定のヴィラはグループ旅行に最適。全天候型の個別BBQスペースでは、夕焼けを眺めながらのBBQや、海を眺めながらの朝食を楽しめます。人目を気にせず存分にリラックスしてくださいね。

INFORMATION

Glänz(グランツ)
【住所】福井県三方郡美浜町久々子58-7-2(地図
【駐車場】あり
【TEL】090-5818-9914
【HP】https://www.glamping-resort.net/

【旅館入舟】

日向湖の目の前、多くの漁船が停泊している漁師町にある「漁場の宿はっとり」。沈みゆく夕日や、湖面にうつる月明りを眺めて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。地もの・天然ものにこだわった魚介をお腹いっぱい食べられると定評があり、なかでも、旬の野菜と焚き合わせにした女将自慢の煮魚は格別。予算や料理のボリュームに合わせてプランを選択できるのも魅力の1つです。

INFORMATION

旅館入舟
【住所】福井県三方郡美浜町日向10-31(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-32-0617
【HP】http://www.hattorimaru.com/

美浜町に来たら絶対に行きたいレストラン・カフェ4選

【千鳥苑 若狭シーサイドブルワリー】

「海遊バザール千鳥苑」の一角にある、福井初のクラフトビール醸造所「若狭シーサイドブルワリー」。こちらでは若狭のおいしい水を使用して3種類のタイプが異なるビールがつくられており、その中の「ヴァイツェン」は、2010年春全国酒類コンクール地ビール部門で第1位を獲得。福井の海の幸の美味しさを引き立てる1杯をぜひお楽しみください。

INFORMATION

千鳥苑 若狭シーサイドブルワリー
【住所】福井県三方郡美浜町坂尻43-3-1(地図
【駐車場】あり
【時間】平日 10時~16時/土日祝 10時~17時
【定休日】不定休(お電話にてお問い合わせください)
【TEL】0770-38-1011
【HP】https://www.heshiko.com/facility/

【九十百千 食堂(九十百千-KOTOMOCHI-)】

美浜町の豊かな食文化を発信する複合施設「九十百千-KOTOMOCHI-」。この中の「九十百千 食堂」は、ふくこむぎを使用したつるっと舌ざわりのよい自家製うどんや、地産米を使ったふっくらした釡焚きごはんが自慢の食堂です。広い店内には一枚板のテーブルが配置され、窓の向こうに広がる田園風景とともに落ち着く空間を演出してくれます。

INFORMATION

九十百千 食堂
【住所】福井県三方郡美浜町久々子 72-1(地図
【駐車場】あり
【時間】食堂:11時〜15時
売店:平日9時30分~17時、土日祝9時30分~17時30分
中道源蔵茶舗:平日10時~16時(L.O) 、土日祝10時~17時(L.O)
【定休日】火曜日(冬季 火曜・水曜定休)
【TEL】0770-32-3339
【HP】https://kotomochi.com/

【cafe MIROKU】

美浜町の自然に囲まれ隠れ家のように佇む「cafe MIROKU」。こちらでいただけるのは、美浜町内で捕獲され、丁寧に加工処理された鹿やイノシシなどを使った様々なジビエ料理。ジビエ特有の臭みや硬さがなく、美味しく食べられると好評です。広い窓による開放的な店内、外にはウッドデッキやハンモックがあり、五感いっぱいに自然を感じてみてくださいね。

INFORMATION

cafe MIROKU
【住所】福井県三方郡美浜町新庄281-1-1(地図
【駐車場】あり
【時間】10時~17時
【定休日】火~金曜日
【TEL】0770-32-3369

【活魚料理 味一休】

店主自ら目利きして仕入れた、若狭の海の幸が楽しめる「味一休」。県外からのリピーターも多い人気の店です。数あるメニューの中でも、注目は炭火で焼いたうなぎ料理です。産地は絞らずに、脂がのったその時期のベストな品質のものを仕入れ、国産の良質な炭火で丁寧に焼き上げます。創業当初から受け継がれる秘伝のたれと、美浜町産コシヒカリと一緒にお楽しみください。

INFORMATION

【住所】福井県三方郡美浜町久々子80-3(地図
【駐車場】あり
【時間】11時~14時 (最終入店) ※夜は完全予約制
【定休日】月曜日 (詳しくはHPをご確認ください)
【HP】https://www.aji-ikyu.com/

グルメ以外も楽しみたい!美浜町で楽しめる体験4選

【レイククルーズ(美浜町レイクセンター)】

100%再生可能エネルギーで運航している日本初の電池推進遊覧船。モーター音が静かで、揺れも少なく湖上をなめらかに進み、快適なクルーズを楽しむことができます。三方五湖のうち、久々子湖と水月湖をおよそ50分かけて周遊。2つの湖をつなぐ浦見川は、狭い川幅の両側に高い岩壁がそそり立ち、迫力満点です。四季折々の美景が広がりますが、特におすすめは冬。水墨画のような幻想的な雪景色をお楽しみいただけます。

INFORMATION

美浜町レイクセンター
【住所】福井県三方郡美浜町早瀬24-4-1(地図
【駐車場】あり
【時間】9時〜17時
【定休日】水曜日、年末年始
【TEL】0770-47-5960
【HP】https://mihama-lakecenter.com/home/
※当日の運航状況はHPをご確認ください。

【シーグラスアクセサリーづくり】

海に捨てられたガラス製品が波や砂、岩などによって削られて丸みを帯びたガラス片「シーグラス」を活用したアクセサリー作り体験。美浜町の海岸で拾われたシーグラスを使って、イヤリング、ピアス、バレッタの中からお好きなものが作れます。世界に1つのオリジナルアクセサリーを作るだけでなく、美しい美浜町の海を残していくために環境保全について考えてみると、より豊かな時間になるかもしれません。

INFORMATION

シーグラスアクセサリーづくり
【住所】美浜町松原35-7美浜町観光センター(美浜駅2階)
【駐車場】あり
【体験料】2500円(税込)/1名
【時間】9時~15時 (予約制)
【TEL】0770-32-0222
【HP】https://wakasa-mihama.jp/spot/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A/

【いちご狩り(若狭美浜 HAMABERRY~いちごの郷みはま~)】

2022年1月オープンした「若狭美浜HAMABERRY(ハマベリー) 」。「美浜駅」や「道の駅 若狭美浜はまびより」のすぐ近くにあり、アクセスしやすい立地も魅力です。紅ほっぺをはじめおよそ8種類ほどが栽培されており、生育状況に合わせてどのいちごが食べられるかはお楽しみ。採れたての完熟いちごを、時間いっぱい心ゆくまでお召し上がりください。

INFORMATION

若狭美浜 HAMABERRY
【住所】福井県三方郡美浜町郷市14-11(地図
【駐車場】あり
【時間】9時~16時30分(12月中旬~6月中旬)
※2024年度の開始時期は2025年1月を予定しております。詳しくはHPをご確認ください。
【体験】45分間食べ放題(予約制)
【料金】中学生以上 2,800円/小学生 1,500円/幼児 700円/3歳以下 無料
【定休日】月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
【TEL】0770-47-6099
【HP】hamaberry.com

【サイクリング】

美浜駅を拠点に、「山を楽しむサイクリング」「海を楽しむサイクリング」「三方五湖一周サイクリング」などのコースがあり、美浜町ならではの自然の美景を堪能できます。ロードバイクやクロスバイク、電動アシスト自転車など豊富なレンタサイクルがあり、お好みの自転車を選んで、初心者から上級者まで、思い思いのサイクリングを楽しみましょう。

INFORMATION

美浜町 レンタルサイクリング
【住所】福井県三方郡美浜町松原35-7(JR美浜駅内)
【駐車場】あり
【TEL】0770-32-0222(一般社団法人 若狭美浜観光協会)
【HP】https://wakasa-mihama.jp/rental-bicycle/

まとめ

今回は、豊かな自然に癒される”美浜町”の魅力を紹介しました。

福井観光の際には、鯖のへしこをはじめとする郷土料理や旬の魚介を堪能しながら美しい景色をゆったりと眺め、美浜町の魅力を感じるひと時を過ごしてみてくださいね。

協力:若狭美浜観光協会

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『料亭 中松』 ものづくりのまちに味で彩りを添える

お出汁が引き出す、素材の実力。

「料亭 中松」は、多くの人々の節目や大切なシーンに寄り添ってきた鯖江の老舗料亭。板場を取り仕切るのは4代目の佐々木博則さんです。「福井県は海・山・里に囲まれた、魅力的な食材が豊富な土地。中でも魚介類は県内外を問わず人気が高いので、旬のものを取り入れながら伝統的な日本料理として味わっていただくことを心がけています」。

4代目が最も大切にしているのは、何と言ってもお出汁。昆布とカツオの旨味が詰まったお出汁は、そのものが美味しいのは言うまでもありませんが、素材の旨味を引き出してくれる立役者でもあります。お出汁と素材の相乗効果で醸し出された奥深い味わいは、まさに“中松の味”。それが存分に堪能できる煮物・椀物を含むお任せ会席には、文字通り至福が詰まっているといえるでしょう。

このお出汁は、各種鍋コースにも使われています。通年ではすっぽん鍋やしゃぶしゃぶなどで、冬季限定ではカニ鍋で味わうことができますので、季節を変えてぜひご賞味ください。

「料亭はやっぱり敷居が高くて……」という方には、まずはランチがおすすめです。「特選ミニ会席」とそのダイジェスト版「松花堂弁当」があり、どちらも目にも美しく「食べ進めるのがもったいない」と思ってしまうほどです。

女将は日本酒ソムリエの資格も有しているので、相性抜群の地酒とのペアリングをお願いできるのも心強い限り。地物が奏でる魅惑のハーモニーを、ごゆるりとお楽しみください。

変わる時代と、変わらない心。

中松の始まりは大正末期。創業者である初代は、歩兵第36連隊で調理兵をされていたのだとか。無事鯖江に戻り、柳町にて仕出し弁当屋を始めたことが原型となりました。その後、2代目によって現在地に移転。以来、松阜(まつおか)神社と共に鯖江の人々に寄り添い続けています。

時代は大きく変わっているものの、近年、結納や顔合わせといったイベントを行う人がまた増え始めていると感じている佐々木さん。「人生で数えるほどしか行わないイベントは、分からないことだらけですよね。長年携わってきた私達だからこそできるお手伝いやアドバイスもありますので、お気軽にご相談ください」と笑顔を覗かせます。

続けて「料理を味わっていただくことは大前提ですが、やはりここは料亭。“大切な方をもてなす場”であることを大事にしたいと思っています」とも。その気遣いと老舗の風情こそが、中松を心尽くしの特別な場たらしめているのです。

鯖江と共にあり続ける料亭。

2024年3月、北陸新幹線が敦賀まで開通した福井県。「鯖江には新幹線の駅はありませんが、ものづくりのまちとしてたくさんの方がお見えになっています。そうなると、やはり食の充実も大切な課題のひとつ。今後とも、ものづくりのまちに華を添えられるような料理屋でありたいですね」と前を見据えます。

老舗の誇りと受け継がれる味を守りながら、中松の次世代への挑戦は続いていきます。



【福井県敦賀市】北陸新幹線開業に沸く注目のまち!何度でも訪れたい”敦賀市”の人気スポットを周遊

2024年の北陸新幹線延伸に伴い、中京・関西から北陸の玄関口として新たな役割を担うこととなった敦賀市。この記事では、敦賀の歴史や地元民おすすめのスポットなどを紹介します。ぜひ福井観光の際の参考にしてみてください。

敦賀の魅力を発見

赤レンガ倉庫や博物館通りに代表される、ノスタルジックな雰囲気が漂う美しい景色も魅力的ですが、「もう一度この人に会いたい」と思う「人が魅力の町」でもあります。ぜひ敦賀人との交流も楽しみながら、敦賀のまちを散策してみてくださいね。

敦賀の歴史と文化

古くから大陸との玄関口として栄えた「鉄道と港のまち」。北前船の寄港地として発展し、莫大な富を築いた豪商たちの屋敷が立ち並んだまちの面影や、異国情緒漂うレトロな雰囲気が今もあちこちに残されています。また、「義に生きた武将」と言われる戦国武将大谷吉継や、「命のビザ」を発給した杉原千畝ゆかりの地でもあり、先人たちの人情味あふれる気質が現代にも受け継がれているかもしれません。

敦賀にいくならここ!おすすめの観光スポット5選

【金崎宮】

難関突破のご利益をもつ、名だたる戦国武将ゆかりの宮。また、桜の時期に開催される「花換まつり」では、花換えをしたカップルは幸せになれると言われ、良縁を願う多くの若者が訪れる恋の宮としても人気のスポット。小豆袋や桜の形をしためずらしいお守りを授かることができます。爽やかな風を感じながら敦賀湾を一望できるロケーションも魅力の一つ。

INFORMATION

金崎宮
【住所】 福井県敦賀市金ケ崎町1−4(住所
【駐車場】 あり
【時間】9時~17時
【TEL】 0770-22-0938
【HP】http://kanegasakigu.jp

【西福寺】

重要文化財指定の2つの本堂を繋ぐ四修廊下から眺める庭園は、間近に山がせまり泉や石灯篭の配置が美しく極楽浄土を表現した庭といわれています。国指定名勝に指定されていながら、散策も可能。令和14年までは210年ぶりに御影堂の大修理が行われておりますが、見学会が実施されることも。参拝するともらえるオリジナルの焼き印がついた特製せんべいは旅の思い出にもなります。

INFORMATION

西福寺
【住所】 福井県敦賀市原13-7(住所
【駐車場】 あり
【時間】9時~17時 (16時30分最終受付)
【拝観料】大人 500円、中学生以下無料
【TEL】0770-22-3926
【HP】https://www.saifukuji.jp

【赤レンガ倉庫】

石油貯蔵用の倉庫として建設された、港町敦賀のシンボル「赤レンガ倉庫」。ジオラマ館では、昭和初期の敦賀の町並みが全長27mにわたり再現されており、国際都市として栄えた当時のノスタルジックな雰囲気を感じることができます。赤レンガ造りの異国情緒あふれるレストラン館では、地元食材を使ったスイーツや、海鮮、イタリアン料理を楽しめます。

INFORMATION

赤レンガ倉庫
【住所】福井県敦賀市金ケ崎町4番1号(地図
【駐車場】あり
【営業時間】9時30分~ 22時
北棟(ジオラマ館) 9時30分~ 17時30分(最終入館は17時)
【休館日】水曜日(祝日の場合その翌日)、12月30日~1月2日
【TEL】0770-47-6612
【HP】https://tsuruga-akarenga.jp

【博物館通り】

レトロな外観が目を惹く旧大和田銀行本店を前身とした「敦賀市立博物館」を起点として、白い石畳が続く博物館通り。かつて敦賀の中心地としてにぎわったエリアです。敦賀まつりで巡行する山車6基が収納されている「みなとつるが山車会館」や、「創作和紙人形 紙わらべ資料館」があるほか、カフェや雑貨屋も立ち並び、散策におすすめのスポットです。

博物館通り周辺情報
【住所】福井県敦賀市相生町
【駐車場】あり

《敦賀市立博物館》
【住所】福井県敦賀市相生町7-8
【時間】9時~17時
【休館日】月曜日
【TEL】0770-25-7033
【HP】https://tsuruga-municipal-museum.jp/

《みなとつるが山車会館》
【住所】敦賀市相生町7-8
【時間】9時~17時
【休館日】月曜日(祝日の場合は開館、翌日休み)
・年末年始(12/29~1/3)
【TEL】07700-21-5570
【HP】https://tsuruga-yama-museum.jp/

《創作和紙人形 紙わらべ資料館》
【住所】敦賀市相生町13-14
【時間】10時~15時(9月~11月は10時~16時)
【休館日】月・火曜日(祝日の場合は開館)
【TEL】0770-37-1150

【水島】

敦賀半島の先端に位置し、「北陸のハワイ」として知られる全長500mほどの小さな無人島。海水浴シーズンにのみ渡し舟が運航され、上陸できるのは1年でたったの2カ月ほど。透明度の高い遠浅の海と白い砂浜のコントラストが美しく、その景色はまさに南国そのもの。貝殻や魚探しも楽しめる、子供から大人にまでおすすめの海水浴スポットです。

INFORMATION

水島
【住所】福井県敦賀市色浜(地図
【駐車場】あり(有料)
【時間】7月~8月のみ渡し船が運行
【TEL】0770-22-8167 (敦賀観光協会)
【HP】 https://irohama-mizusima.com/mizushima.html

.敦賀のおすすめ宿泊施設3選

【敦賀ふぐの宿なかい】

店主自ら育てる敦賀湾の幸「敦賀ふぐ」と「敦賀真鯛」を提供する宿。年間を通し安定して新鮮で美味しい敦賀ふぐと敦賀真鯛をいただくことができ、食事を楽しみに訪れる客があとを絶ちません。天然ものに負けない美味しさ、そして安心安全な品質を目指して日々尽力されています。ぜひ「敦賀ふぐの宿 なかい」で敦賀ブランドの魚を堪能してください。

INFORMATION

敦賀ふぐの宿なかい
【住所】福井県敦賀市色浜30-6(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-26-1723
【HP】https://sakana-nakai.jp

【敦賀さざなみリゾートちょうべい】

民宿のイメージをくつがえす「敦賀さざなみリゾートちょうべい」。全室オーシャンビューで、食事処や浴場からも海が臨める最高のロケーション。雰囲気がガラッと異なるコンセプトルームや、福井の食材と発酵食品をふんだんに使った朝食が好評を得ています。街中からもアクセスしやすく、釣りやSUP、サイクリングなどのアクティビティも充実。

 

INFORMATION

敦賀さざなみリゾートちょうべい
【住所】福井県敦賀市名子14-43-3(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-23-7832
【HP】 https://choubei.jp

【ホテルグランビナリオ敦賀】

敦賀駅から1番近く、雨に濡れることなくアクセスできる好立地の「ホテルグランビナリオ敦賀」。部屋の広さは16.5平米〜とゆったり広めにつくられており、キングサイズベッドを配置したエグゼクティブルームもあります。朝食は、和定食、洋定食のほかに、若狭の海の幸が堪能できる海鮮丼があり、宿泊客から好評を得ています。

INFORMATION

ホテルグランビナリオ敦賀
【住所】福井県敦賀市鉄輪町1丁目3番46号(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-22-5560
【HP】https://hotelgranbinario-tsuruga.com/

敦賀に来たら絶対に行きたいレストラン・カフェ4選

【blissful.】

ヴィーガン&グルテンフリーの身体に優しいフードやスイーツが並ぶテイクアウト専門店。福井県ではまだめずらしいvegan認証取得のお店です。栄養バランスがよく彩り豊かなブッダボウルは、昼前には完売してしまう人気ぶり。100%植物由来の素材を使用しており、私たちの身体にはもちろん、地球や動物にも優しい店として注目されているファンの多い名店です。

INFORMATION

blissful.
【住所】福井県敦賀市松島町2丁目8-35新水戸マンション1階(地図
【駐車場】あり
【時間】10時30分~14時30分
【定休日】土、日、月曜
【TEL】なし
【HP】 https://www.instagram.com/blissful.cuisine

【la clarté KAGURA(ラクラルテ神楽)】

氣比神宮の大鳥居を真正面に臨むロケーションが魅力の「la clarté KAGURA」。ゆったり落ち着いた雰囲気の店内では、ランチやカフェを楽しむことができます。ランチメニューは人気の「若狭牛100%ステークアッシェ」をはじめ4種類。カフェタイムにはライトミールやこだわりのコーヒー、スイーツなどがいただけます。夜は完全予約制でコース料理が提供されます。

INFORMATION

la clarté KAGURA
【住所】福井県敦賀市神楽町1-2-2 ダイシンビル 1F(地図
【TEL】090-1213-6508
【営業時間】ランチ・カフェ/11時30分~17時(close)
ディナー/18時~21時(予約制)
【定休日】不定休
【HP】https://www.la-clarte.jp/

【寿し丸勘】

敦賀でおよそ50年続く隠れ家的な老舗寿司屋。地物、天然ものにこだわり、大将自ら毎朝市場へ足を運んで自分の目で選んだ魚介を買い付けます。季節感を存分に感じられるおまかせコースでの提供で、中でも夏の定番となっている赤イカと赤ウニを組み合わせた寿司は、ここでしか食べられないスペシャルな1貫。食材だけにとどまらず、豊富な福井の地酒、越前焼や河和田漆器の食器など、福井の上質なものがそろった名店です。

INFORMATION

寿し丸勘
【住所】 福井県敦賀市本町1丁目5-20(地図
【TEL】 0770-22-1044
【営業時間】12時〜14時30分 / 18時〜21時30分
【定休日】 月曜日、日曜夜

【miko cafe】

氣比神宮の南参道口前に位置する、巫女さんがネーミングの由来となった「miko cafe」。こちらのおすすめは「mikoのふわふわパンケーキ 季節のフルーツ」。雲の形が目を惹くふわしゅわ食感のパンケーキに、季節のフルーツがプレートいっぱいに散りばめられた見た目も華やかな一品です。姉妹店「海鮮みなと家」が仕入れる魚介を使用した食事メニューでは、地元敦賀の海鮮を存分に味わえます。

INFORMATION

miko cafe
【住所】福井県敦賀市清水町1-18-19(地図
【駐車場】あり
【営業時間】火-金曜日 10時-17時(L.O.16時30分)
土曜日 10時~22時(L.O.21時30分)
日曜日 10時~21時(L.O.20時30分)
【定休日】月曜日(祝日の場合は営業・翌日休業)
【TEL】0770-37-3508
【HP】https://www.mikocafe.jp

グルメ以外も楽しみたい!敦賀で楽しめる体験3選

【オリジナルハーブティー作り体験(茶蔵)】

敦賀市で10年続くお茶の専門店。お客様お一人お一人の体調やお悩み、お好みに合わせて数種類のハーブをブレンドする、オリジナルのハーブティー作りが体験できます。専門家のアドバイスを参考に試飲を繰り返して、あなただけの世界にひとつの1杯を完成させましょう。店内では様々なハーブティーと一緒に、ランチや喫茶も愉しむことができます。

INFORMATION

茶蔵
【住所】福井県敦賀市木崎51-38-1(地図
【駐車場】あり
【営業時間】10時~18時
【定休日】不定休
【体験】事前予約制/約1時間/およそ2,500円~
【TEL】080−8695−2645
【HP】https://shop-chakura.com

【手ぬぐいスタンプラリー】

敦賀市内8か所の観光施設をめぐってスタンプを集める「手ぬぐいスタンプラリー」。敦賀出身のイラストレーター「ハシモトタカヒサ氏」がデザインした手ぬぐいに、それぞれの施設に設置された各施設にゆかりのあるモチーフのスタンプを、お好きな場所にお好きなだけ押して、オリジナルの手ぬぐいが完成します。旅の思い出話のネタにもぴったり。水に強いインクが使われているので実用性も備えています。

INFORMATION

【販売場所】敦賀観光案内所、人道の港敦賀ムゼウム、敦賀市立博物館 ほか
【料金】1枚 500円(税込)
【問い合わせ先】敦賀観光協会
【TEL】0770-22-8167
【HP】https://tsuruga-kanko.jp/special/sp_tenugui/

【おぼろ昆布手漉き体験】

全国の生産量の約85%を占める敦賀の伝統産業「手すきおぼろ昆布」。原料の昆布を醸造酢に漬けて一晩寝かせ、柔らかくなった昆布を包丁で薄く均一に削り出す技術はまさに職人技です。一人前の職人になるまでに10年要するといわれるおぼろ昆布手すきを、ぜひ体験してみませんか?自分で削った昆布はその場で試食したり、お持ち帰りいただけます。

INFOMATION

【問い合わせ先】株式会社マップトラベル
【住所】福井県敦賀市中央町2丁目11−33 センタービル 1階
【TEL】0770-24-4500
【HP】https://www.sustainable-tsuruga.jp/plan/oboro_kombu/

まとめ

今回は北陸新幹線延伸で賑わう“敦賀”の魅力を紹介しました。
福井観光の際には、発展しゆく敦賀駅周辺だけでなくぜひ他のエリアにも立ち寄って、敦賀の歴史と敦賀人の魅力を感じるひと時を過ごしてみてくださいね。

協力:敦賀観光協会

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【福井県高浜町】美しい自然と古き良き町並みが残る若狭高浜へ!最高のロケーションで楽しめる、おすすめスポットをご紹介

福井県の最西端にある高浜町。京都府舞鶴市と隣接した福井県の西の玄関口にあたります。この記事では、高浜の歴史や地元民おすすめのスポットなどを紹介します。ぜひ福井観光の際の参考にしてみてください。

高浜町の魅力を発見

アジアで初の国際環境認証「BLUE FLAG」を取得した人気のビーチをはじめ、”若狭富士”と呼ばれる美しい山など、大自然が自慢の高浜町。四季折々の美景をお楽しみいただけます。海や山のアクティビティ、棚田や奇岩の名勝めぐり、そしてグルメと、高浜町ならではの旅の楽しみを見つけながら散策してみてください。

高浜町の歴史と文化

高浜町は、最盛期にはひと夏に100万人もの旅行客が訪れる日本有数のリゾート地として栄え、多くの民宿や旅館、別荘が立ち並んでいました。当時から変わらない海の美しさに加え、現在も漁村文化を感じる風情ある町並みが残されており、古き良き時代の姿を見ることができます。

1,000年以上の歴史をもつ佐伎治神社の例祭で、若狭地方でも最大級の祭り「高浜七年祭」など、受け継がれてきた歴史が息吹くまちです。

高浜町にいくならここ!おすすめの観光スポット4選

【若狭和田ビーチ】

優れたビーチに与えられる国際環境認証「BLUE FLAG」をアジアで初めて取得した人気のビーチ。海の透明度が高くシュノーケリングもおすすめです。遠浅なのでお子様も安心して海水浴を楽しめます。およそ1.2㎞にわたって続く白く広い砂浜は、散歩するだけでも気持ちよく、海水浴シーズンに限らず1年を通して楽しめるおすすめのスポット。また、夕陽百選にも選ばれている絶景スポットです。

INFORMATION

若狭和田ビーチ
【住所】福井県大飯郡高浜町和田(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-72-0070(若狭和田観光協会)
【HP】https://wakasa-takahama.jp/spot/wakasawada-beach/

【明鏡洞】

若狭湾国定公園、城山公園内にある海食洞の「明鏡洞」。「八穴の奇勝」と呼ばれる8つの洞穴のうちの1つで、穴の向こうに見える水平線が美しいと話題ですが、夜には水平線に漁火が灯り、よりいっそう幻想的な情景を眺めることができます。辺りには広い芝生広場があり遊歩道が整備されており、さまざまな奇岩や若狭湾などの眺望を楽しめる展望台もあります。

INFORMATION

明鏡洞
【住所】高浜町事代(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-72-0338(若狭高浜観光協会)
【HP】https://wakasa-takahama.jp/spot/shiroyamapark/

【中山寺】

青葉山の中腹、ちょうど海抜100mの高さに位置し境内から若狭湾を一望できる、眺望が自慢の中山寺。中門から見る景色は、まるで高浜の絶景を切り取った絵画のようです。ご本尊である馬頭観音菩薩は通常は非公開で、ご開帳は33年目とその中間に当たる17年目とされており、次のご開帳は2028年に開催される予定。眺望の良い茶室は事前予約制で利用できます。

INFORMATION

中山寺
【住所】福井県大飯郡高浜町中山27-2(地図
【駐車場】あり
【営業時間】9時~16時 (1/1~3、8/15は休館)
【拝観料】400円
【TEL】0770-72-0753
【HP】https://www.nakayamadera.jp

【青葉山】

京都府と福井県の境にまたがる、標高693mの「青葉山」。東峰と西峰の2つの峰からなり、見る方向により形が変わりますが、高浜町海岸からは左右均整な姿に見えることから「若狭富士」の異名を持ち、登山初心者から上級者までが楽しめる山として人気を集めています。青葉山には約500種類もの有用植物が自生し「薬草の宝庫」との呼び声が高く、天然記念物のオオキンレイカなど希少植物にも出会えるそう。

INFORMATION

青葉山
【住所】高浜町青郷地区(京都府北東部)(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-72-7705(高浜町産業振興課)
【HP】https://wakasa-takahama.jp/spot/aobasan/

高浜町市のおすすめ宿泊施5選

【Fuuリゾート】

高浜町の海沿いに3棟点在する、一棟貸しリゾートレンタル別荘。全室オーシャンビューのラグジュアリーな空間で、非日常で贅沢な時間を過ごせるとあって、いま熱い注目を浴びています。広々したリビングやダイニングを備え、また、スカイテラスやバレルサウナなど3棟それぞれ違った魅力があり、宿泊者を楽しませてくれます。全棟愛犬と一緒に宿泊可能。

INFORMATION

Fuuリゾート
【住所】福井県大飯郡高浜町東三松76-2(施設により異なります)(地図
【駐車場】あり
【HP】https://fuu-resort.com/
【問い合わせ】公式LINE、またはHPのお問い合わせフォームより

【高浜のお宿 鼓松(こしょう)】

旅館業だけでなく旅客運送業も行っている強みから、お客様の希望の場所への送迎が可能な「若狭周遊物語」。5名以上の利用で、オリジナルの工程を組み提案してもらえ、遠方からでもアクセスを気にせずに快適な旅を楽しめます。料理のコースもバリエーション豊富。お腹を満たしたあとは、木の香漂う檜風呂でゆったりリラックスしてお過ごしください。1室限定のスウィートルームも人気です。

INFORMATION

高浜のお宿 鼓松(こしょう)
【住所】福井県大飯郡高浜町宮崎43-27(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-72-1454
【HP】http://www.koshou.com/

【たち太】

1日1組限定のオーベルジュ。高浜の海で獲れる旬の魚介、地元で採れた新鮮な野菜や高浜産コシヒカリなど、厳選したこだわりの食材でつくる京料理を中心とした創作料理がいただけます。館内はモダンで解放感のある空間づくりにこだわっており、青葉山や若狭湾、夕焼けなど高浜の美しい自然に溶けこみ四季を感じながらゆっくり過ごす時間は贅沢そのものです。

INFORMATION

たち太
【住所】福井県大飯郡高浜町事代1-37(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-50-7561
【HP】https://www.tachida-takahama.jp

【五作荘】

1年を通して天然ふぐ料理を提供する「ふぐ料理五作荘」。定置網に入った天然とらふぐを買い付け、それを海の中の生簀で育てる「畜養」という手法を使っており、養殖ものとは違う食感やうま味のある、新鮮で安全な天然ふぐを1年中堪能することができます。本物志向の人々に定評があり、全国からリピーターが集まる屈指の宿としても知られ、また、昭和天皇も訪れた歴史ある格式高い宿です。

INFORMATION

五作荘
【住所】福井県大飯郡高浜町和田131-16-1(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-72-0164
【HP】https://fugu-gosaku.com

【ハーバルビレッジ】

「薬草の宝庫」である青葉山の麓にある「青葉山ハーバルビレッジ」。キャンプ場は、芝生サイト3,000円〜、林間サイト1,000円〜とリーズナブルな価格で利用でき、避難所として24時間オープンしているビジターセンターがあるので安心。敷地内には、高浜町産の薬草を使用したドリンクやフードを提供するカフェや、ハーブ園、展望台などがあり、青葉山の自然を感じながらゆったりと過ごすことができます。

INFORMATION

青葉山ハーバルビレッジ
【住所】福井県大飯郡高浜町中山2-4(地図
【駐車場】あり
【定休日】水曜日
【TEL】0770-50-9012
【HP】https://www.instagram.com/aobayama_herbalvillage

高浜町に来たら絶対に行きたいレストラン・カフェ4選

【ファミリア】

「誰もが楽しめるHAPPYな村」をコンセプトにカフェ、ランチ、ディナー、バーと1日を通して楽しめる店。若狭和田ビーチが目の前というロケーションが魅力です。おすすめは自家製のスパイスに漬け込んでつくる「ジャークチキン」。若狭ふぐがリーズナブルに味わえるメニューや、ボリューム満点の日替わりランチプレートも人気で、観光客だけでなく地元の方にも愛されています。

INFORMATION

ファミリア
【住所】福井県大飯郡高浜町和田110-26-3(地図
【駐車場】あり
【営業時間】11時~0時
【TEL】0770-72-6630
【HP】https://familiar-mkv.com

【UMIKARA】

ふくいブランドの新鮮な魚介を使用したランチメニューが魅力の「うみから食堂」。丼ぶり、定食、ラーメン、カレーなど豊富なラインナップがありますが、どれもオリジナリティ溢れ、ここでしか味わえない名品揃い。杜仲茶やへしこなど、地元ならではの食材を使用したスイーツも人気です。すぐ隣には漁港があり、店内からは漁船が行きかう様子が見られることも。

INFORMATION

UMIKARA
【住所】福井県⼤飯郡⾼浜町塩⼟5-1(地図
【駐車場】あり
【営業時間】10時~15時30分/18時~22時(ディナーは土日のみ)
【TEL】0770-72-3528(代表)
【HP】https://umikara.co.jp/taberu

【ブルーライトヨコヤマ】

高浜町で人気のイタリアンレストランといえば「ブルーライトヨコヤマ」。看板メニューの「自家製麺タヤリン あさりバタークリームソース」は、トリュフをたっぷりかけた贅沢な一品です。2024年の春からは平日限定のPizzaランチも登場。生地から手作りし、こだわりの食材を使用した店主自慢のPizzaです。冬になるとテラスに登場するこたつ席は、居心地が良いと評判。

INFORMATION

ブルーライトヨコヤマ
【住所】福井県大飯郡高浜町和田118-30-1カミヤビル1F(地図
【駐車場】あり
【営業時間】11時~14時(火~日曜)、17時~21時(金~日曜、祝日)
【定休日】月曜日
【TEL】0770-72-8180
【HP】https://www.instagram.com/blue.light.yokoyama/

【ハローベーカリー プリーズ】

どこかレトロな雰囲気が漂う外観の「ハローベーカリー プリーズ」。看板はありませんが、赤いオーニングが目印です。こちらの看板商品は、クリームチーズをカステラで挟んで焼き上げる優しい甘さの「クリームトルテ」。若狭富士の別名をもつ青葉山をイメージして三角形をしているとのことで、通称「三角パン」として親しまれ、地元の人々から長く愛されている逸品です。

INFORMATION

ハローベーカリー プリーズ
【住所】福井県大飯郡高浜町和田5123(地図
【駐車場】なし
【営業時間】9時~16時
【定休日】木、日曜日
【TEL】0770-72-4323

グルメ以外も楽しみたい!高浜町で楽しめる体験2選

【サイクリング】

若狭和田ビーチからはまなすパーク海水浴場まで約7kmにわたり海沿いの遊歩道が続き、青い海と広い空を眺めながら開放的な気分を味わいながらサイクリングを楽しめると好評です。自然と町並みを堪能しながら、高浜町のグルメや名勝も合わせて満喫しましょう。高浜町では「若狭高浜駅」「若狭和田駅」「青郷駅」にて自転車の貸し出しを行っています。

INFORMATION

<高浜町内のサイクリングご相談や自転車の貸し出しはこちらから>
【住所】福井県大飯郡高浜町宮崎77-1-8(地図
【TEL】0770-72-0070(若狭和田観光協会)
【HP】https://wakasa-takahama.jp/wp-content/uploads/2022/05/cyclingmap.pdf

【組子細工チャーム作り Domoto Kougei(どもとこうげい)】

日本の伝統工芸「組子」の技法を使った組子細工チャーム作り体験。ヒノキにステンドガラスを巻き込んだ三角形の中から、お好きな物をお選び頂き、麻の葉模様の1辺を組み入れます。平らに研ぎ上げ、トクサと呼ばれる自家製のヤスリを使って仕上げていきます。1個1,500円とお手頃価格でオリジナルのチャームを作ることができ、旅の思い出作りや大切な人へのお土産にもおすすめです。

INFORMATION

Domoto Kougei
【住所】高浜町内の会場にて
【体験】1,500円~/要予約
【TEL】090-7301-8854 
【HP】https://www.instagram.com/kumicotoha/

まとめ

今回はアジアで一番きれいなビーチを誇る“高浜”の魅力を紹介しました。福井観光の際には、福井県最西端のまち高浜町で大自然のパワーを感じたり、歴史に触れながら、福井の魅力を感じるひと時を過ごしてみてくださいね。

協力:若狭高浜観光協会

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【福井県おおい町】日本の原風景は”おおい町”にあり!地元スタッフが選ぶ、秘密にしておきたいスポットやグルメを特集

9割が山に覆われた自然豊かなおおい町。山林を流れる清流や美しい滝など、日本の原風景が見られるまちです。この記事では、おおい町の歴史や地元民おすすめのスポットなどを紹介します。ぜひ福井観光の際の参考にしてみてください。

おおい町の魅力を発見

おおい町は、日本海に面する旧大飯町と、福井県南西部の山間部にある旧名田庄村の2つのエリアに分けられ、それぞれに違った魅力があります。
海と山の豊かな自然に溶け込み、海の幸山の幸に舌鼓。
2つのエリアを周遊すれば楽しさも2倍になりますよ!

おおい町の歴史と文化

室町時代から江戸時代にかけて約120年にわたり陰陽師「安倍晴明」の子孫にあたる土御門家が移り住んだ、暦作りゆかりの地。現在でも暦作りが行われており、パワースポットとしても人気です。

また、福井県の無形民俗文化財に指定されている行事が数多く残されており、その中でも毎年夏に開催される「若狭おおいのスーパー大火勢(おおがせ)」は県内外から多くの見物客が押し寄せます。

おおい町にいくならここ!おすすめの観光スポット4選

【暦会館】

陰陽師安倍晴明にちなんだパワースポットとして知られるおおい町名田庄。安倍晴明の子孫にあたる土御門(つちみかど)家が3代にわたりこの地に移り住んで天文暦学の道場を開き、以来120年あまりの間、暦造りの拠点となっています。全国的に見ても珍しい暦と天文学に関する資料館で、昔使われていた天文器具や、古い時代の暦など約1,000点の展示物を見ることができます。

INFORMATION

暦会館
【住所】福井県大飯郡おおい町名田庄納田終111号7番地(地図
【駐車場】あり
【時間】9時から16時30分(入館は16時まで)
【定休日】毎週水曜日
【入館料】中学生以上200円/小学生以下100円
【TEL】0770-67-2876
【HP】https://ooi-koyomi.info/

【SEE SEA PARK】

「みんなでつくる公園」をコンセプトに、カフェやショップ、レストランやオフィスなどが集まった複合施設。子供から大人までが楽しく過ごせる空間作りがなされています。中でも注目は「ワカサノパンヤ」。フランスLESCURE の発酵バターをはじめ、国内外のスペシャルな素材を使用したパンが並びます。観光案内所も併設しており、旅の情報収集にも便利。

INFORMATION

SEE SEA PARK
【住所】福井県大飯郡おおい町成海1-8-5(地図
【駐車場】あり
【時間】10時〜22時
(店舗によって異なります。詳しくはHPをご確認ください。)
【TEL】0770-77-4489
【HP】https://see-sea.co.jp

【あかぐり苑地】

大島半島東端にある赤礁崎(あかぐりさき)オートキャンプ場に隣接した「あかぐり苑地」。子供から大人まで楽しめるふわふわドームや天然と人工の芝が敷きつめられた広々とした芝生広場などがあります。中でも注目は、若狭湾が見渡せる高さ13mのやぐら型展望台。ここから眺める海と夕日の絶景は、旅の記憶に残ること間違いなしです。

INFORMATION

あかぐり苑池
【住所】福井県おおい町大島27-7-1(地図
【駐車場】あり
【時間】9時~17時(7/20~8/31は21時まで) ※冬季休業12月~3月
【入苑料】100円/人
【TEL】0770-77-2800(赤礁崎オートキャンプ場)
【HP】https://www.wakasa-ohi.co.jp/

【野鹿の滝】

「道の駅名田庄」から およそ7 ㎞進んだところに現れる「野鹿の滝(のかのたき)」。落差30m、若狭地方最大級といわれる雄大な滝です。携帯電話の電波も届かないほどの深い谷間にあり、辺りには樹木が生い茂り、苔がむし、手つかずの自然がそのまま残る緑に囲まれた神秘的な雰囲気に包まれています。心身ともにリフレッシュできるおすすめのスポットです。

INFORMATION

野鹿の滝
【住所】福井県おおい町名田庄納田終(地図
【駐車場】あり
【TEL】 0770-77-4056(おおい町商工観光課 )
【HP】https://www.wakasa-ohi.jp/nokanotaki-2/

おおい町のおすすめ宿泊施設5選

【青戸ベイサイドヒルズ】

車の乗り入れ可能なオートサイトや、電源BOXや照明、広めに設計された更衣室、コインシャワーなど設備が充実しており、初心者にも優しいキャンプ場。若狭湾に臨み、夜には向こう岸に見える夜景も楽しめます。おおい町の中心部から車でおよそ10分、温浴施設や若狭和田ビーチからのアクセスも良く、おおい町観光の拠点としても大変便利です。

INFORMATION

青戸ベイサイドヒルズ
【住所】福井県大飯郡おおい町犬見1-48(地図
【駐車場】あり
【時間】10時~17時(レストラン 11時~15時)
【定休日】火曜日(祝日の場合は翌平日)
【TEL】0770-77-3761
【HP】https://aoto-bayside.com

【オーシャンリゾートホテル&スパ うみんぴあ】

シーンに合わせて10タイプから選べる客室は、小浜湾を臨む全室オーシャンビュー。若狭富士とも呼ばれる青葉山も眺められ、若狭の自然を存分に感じられるロケーションです。海が見えるレストランでは、地物をふんだんに使用した創作料理コースに定評があり、ここならではの美食をお愉しみいただけます。宿泊者は、隣接するSPAゾーンのプールやお風呂が無料で利用でき、身体の疲れもリフレッシュできます。

INFORMATION

オーシャンリゾートホテル&スパ うみんぴあ
【住所】福井県大飯郡おおい町成海1-8(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770‐77‐3700
【HP】https://www.hotel-uminpia.jp/

【ホテル流星館】

「流星館」の名前にふさわしく、天気の良い日には美しい満点の星空が眺められる宿。冬限定のぼたん鍋や、熊肉など、ジビエ料理に定評があります。テニスコートやグラウンドなどのスポーツ施設やバーベキュー施設も充実。「暦会館」や「道の駅名田庄」が隣接しており、名田庄観光の拠点として、大変便利なロケーションです。

INFORMATION

ホテル流星館
【住所】福井県大飯郡おおい町名田庄納田終109-6-1(地図
【駐車場】あり
【休館日】火曜、水曜日
【TEL】0770-67-3000(予約は電話受付のみ)
【HP】https://www.natasho.co.jp/ryuseikan/

【料理旅館 新佐】

全国にファンが多い、ぼたん鍋が自慢の旅館。味の決め手は、数種類の味噌をブレンドした一子相伝の自家製味噌で、〆のおじややうどんも好評です。一切の妥協なく丁寧に肉の処理を行うため、肉の品質も折り紙付き。毎年猟の解禁に合わせて、昼夜問わずリピーター客が押し寄せます。シンプルで落ち着いた雰囲気の和室で、ゆったりとおくつろぎください。

INFORMATION

料理旅館 新佐
【住所】福井県大飯郡おおい町名田庄久坂4-10-2(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-67-2028
【HP】https://shinza.jp/

【料理旅館 南川荘】

おおい町を流れる南川沿いに佇む「南川荘」。天然鮎を使った鮎のお刺身や鮎雑炊や、鹿肉や猪肉など、季節ごとに変わる地元の自然の恵みをいただける料理旅館です。他所のものではなく、その土地にあるものを使って表現するアートのような料理。そして、ゲストが心から安らぎ自由に過ごせる接客と空間。自慢の料理と居心地のよさにファンが集まります。

INFORMATION

料理旅館 南川荘
【住所】福井県大飯郡おおい町名田庄三重52-18-1(地図
【駐車場】あり
【TEL】0770-67-2406
【HP】https://minamigawasou.com/

おおい町に来たら絶対に行きたいレストラン・カフェ2選

【暮らしの複合施設 hibi】

築230年の古民家を移築してリノベーションした大きな屋根が目印の「hibi」。こちらでいただけるのは、おおい町でとれるワカメや梅など旬な地元食材をふんだんに使用した地産地消のフレンチ創作料理。ランチはショートコース3,300円~(要予約)と気軽に楽しむことができます。2カ月おきに新しくなるメニューに合わせて、何度もリピートするファンも多い人気のレストランです。

 

INFORMATION

【住所】福井県大飯郡おおい町石山15-2-1(地図
【駐車場】あり
【時間】11時~16時(ディナーは曜日、時間ともお問合せください。)
【定休日】木、金曜日
【TEL】0770-59-1178
【HP】https://hibi-goodtime.jp

【日本料理 崇】

”顔の見える生産者・仲買人から素材を仕入れること”にこだわりを持つ店主。京都「菊乃井」にて10年の修行を経て、2023年に自身の故郷で「日本料理 崇」を開店しました。自ら無農薬で育てる野菜や、信頼できる人から仕入れた地元の山菜や魚、ジビエなど、四季折々、とれたての旬の食材が楽しめるのがこの店の魅力の1つ。遠方からも客足が絶えない注目の店です。

INFORMATION

【住所】福井県大飯郡おおい町名田庄三重18-51(地図
【駐車場】あり
【時間】12時~14時、17時~20時
【定休日】月曜日
【TEL】0770-67-2493
【HP】https://su-natasho.jp

グルメ以外も楽しみたい!おおい町で楽しめる体験2選

【若狭パールでアクセサリー作り(若狭パールMAMIYA)】

最北の海にて育てられる「若狭パール」。真珠は、珠出しする時期に寒いほど艶や照りが良くなることから”日本最北の海”で採れる真珠はその品質に定評があります。「若狭パール mamiya 」の手作り工房では、若狭パールを使用したペンダントやピアス、ブレスレットなどのアクセサリー作り体験ができます。世界に1点のみ、一生もののパールアクセサリー作りは旅の思い出になること間違いなしです。

INFORMATION

若狭パールMAMIYA
【住所】福井県大飯郡おおい町犬見31-28(地図
【駐車場】あり
【時間】10時~17時(体験受付時間は15時30分まで)
【TEL】0770-77-0432
【HP】https://wakasapearl.com/

馬ひき体験(青戸ベイサイドヒルズ)

園内にある動物ふれあい広場では、ポニーや羊、うさぎを飼育しており、エサやりやふれあい体験が楽しめます。中でもおすすめは、若狭地方では珍しい、ポニーの背中に乗って広場をお散歩する「ひきうま体験」。ポニーの動きに身をゆだねて気持ちよくゆらゆら揺られる貴重な体験をしてみませんか?
※各体験は曜日、時間帯によって実施されるものが異なります。詳しくは公式HPでご確認ください。
※天候や動物の体調により、急遽時間の変動や中止になる場合があります。

INFORMATION

青戸ベイサイドヒルズ
【住所】福井県大飯郡おおい町犬見1-48(地図
【駐車場】あり
【時間】10時~17時(レストラン 11時~15時)
【定休日】火曜日(祝日の場合は翌平日)
【TEL】0770-77-3761
【HP】https://aoto-bayside.com

まとめ

今回は、歴史と豊かな自然が魅力のまち”おおい町”について紹介しました。

福井観光の際には、のどかな景色の中をゆったりドライブしながら自然の恵みをたっぷり味わって、おおい町の魅力を感じるひと時を過ごしてみてくださいね。

協力:おおい町観光協会

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『源泉かけ流しの宿 ラポーゼかわだ』 レアな名湯で至福のリラックスタイム

珍しい泉質のお湯を、露天風呂・源泉かけ流しで。

越前漆器の里・鯖江市河和田地区の少し東にある「ラポーゼかわだ」。日本で数例しかない珍しいお湯が楽しめるとあって、温泉ファンの間で静かな人気を呼んでいるお宿です。

こちらのお湯は、美肌効果が期待できる重曹泉と、動脈硬化予防が期待できる芒硝泉(ぼうしょうせん)が同時に楽しめる天然の混合泉。日本国内でもほとんど見かけないこの泉質を、源泉かけ流しの露天風呂で堪能できる贅沢仕様となっています。

露天風呂は、自然石をふんだんに使った和風と御影石を贅沢に使った洋風の2種類。四季折々の移ろいを感じながらの入浴は、温泉の効能と相まって「日々の疲れを和らげてくれる」と好評です。

またラポーゼかわだはサウナも名物。芯まで温めた体を森林浴で落ち着かせているクールダウンタイムは、まさに心と体が整う時間。大自然の中なにものにも邪魔されず、自分自身と向き合うひと時を心行くまでどうぞ。

空間で・味わいで、鯖江というまちを堪能する。

バリエーション豊かな客室で、おひとり様から大人数まで、幅広い宿泊シーンに対応可能というのも嬉しいポイントです。特におすすめなのは、2つの特別室。鯖江がある丹南エリアには福井県を代表する伝統工芸の産地が密集していることから、越前漆器で作られたアートパネルや越前和紙を用いた壁紙などがあしらわれています。地域が育んできた伝統工芸の息吹が感じられる空間は、旅の満足度をきっと上げてくれることでしょう。

もちろん、豊かな自然がもたらす味わいも大きな楽しみのひとつ。山菜や鮎、伝統野菜・吉川ナス、越前蟹といった季節を色濃く反映した地物の数々は、心まで満たしてくれること間違いなしです。

宿泊者用の朝ごはんには“地元のお母さんが作る味”を目指した郷土食の用意も。「足を運んだからこそ出合える味わい」をご満喫ください。

土地にまつわる、忘れられない思い出を。

宿泊施設でありながら、豊富な体験メニューが準備されているのも「ラポーゼかわだ」の特長です。ファミリーに人気のパン作り、大人旅におすすめの蕎麦王国・福井での蕎麦打ち体験、福井の冬の銘菓・水ようかん作り、鯖江の伝統調味料・山うに作りなど、内容はいずれも“ならでは”の取り揃え。宿泊と併せてのご予約で、他にはないステイを楽しみましょう。

ここには、日々の喧騒を忘れ、頭を空っぽにして寛げる時間が流れています。大自然がもたらしてくれる“心をフラットにする時間”で、エネルギーをチャージしましょう。

『手づくり菓子工房 ペルシュ』 寄り添う優しさとともに繋がる美味しさ

心も躍り出す、素材が香る最旬スイーツ。

鮮やかな果物がふんだんにあしらわれた華やかなケーキを得意とする「ペルシュ」。オーナーシェフでパティシエの谷下さんが「フルーツの季節感を大切にしているので、通年でお出ししている“定番”がほとんどないんですよ」と笑うほど、ショーケースの中の季節も日々移ろうパティスリーです。

口に運んだ瞬間に広がる香りと味わいから素材を幾重にも堪能できるとあって、子供から大人まで多くの人々の心を捉え続けているケーキは、常時20種類以上の取り揃え。いずれも魅力的で、決め切れないお客さんも多いのだとか。「そういう時は一緒にショーケースを見ながら、その日の気候や気分に合いそうなものを選ぶお手伝いをすることも。ぜひお気軽にお声かけください」と谷下さん。

誰かのひと時を彩るものだからこそ、優しく寄り添うのがペルシュのスタイルです。

自分へのご褒美にも、ちょっとした手土産にも。

豊富なケーキが並ぶショーケースの中、負けない華やかさを放つ一角があります。今や押しも押されもせぬ人気を獲得したマカロンです。

他ではあまり見ない渦巻き状のコックが特長のペルシュのマカロン。ほわっと解けるような口どけが、滑らかなガナッシュと相性抜群です。バニラやチョコ、ピスタチオ、塩キャラメルなど通年で楽しめるものだけでも10種類以上、季節限定を含めると年間30種類以上のフレーバーがあり、ここでしか出合えない味わいに目移りは必至です。

谷下さんにとって、マカロンは“遊び場”。「マカロンって物凄く繊細で、めちゃくちゃ手間がかかるお菓子なんです。そこに目一杯の遊び心を加えることで生まれる、聞いたことないような味わいの発見を楽しんでほしい」という心から、箱入り(3個入り、5個入り)での販売となっています。お好みのフレーバーでのアソートをご希望の場合は前日までの予約で対応可能とのことですので、気になる方は一度お問い合わを。

もちろん、焼き菓子やチョコレート、ジャムなども充実のラインナップ。アンティーク調のオープンキャビネットに所狭しと並べられたその数は、ケーキと併せてなんと100種類以上。自分好みの一品を見つける楽しさも、じっくり味わってください。

大切なこのまち・世界を、次世代に繫ぐために。

最近、“脱プラスチック”に取り組み始めたと言う谷下さん。きっかけは、職場体験に来た中学生からのSDGsに関する取り組みへの質問でした。「その後、脱プラを実践されている和菓子屋さんとお話する機会があって、その深い思いに触れたんです。それで、僕も少しずつ考え方を変えて、アクションを起こして、発信していかないとと思うようになりました」。

ケーキが関わる大きなイベントといえばクリスマス。谷下さんはクリスマスケーキの飾りを、プラスチック製からチョコレート製に変更することを決めました。トレイも紙製にすることで、環境への負荷をなるべく減らすよう舵を切ったのです。「一度にすべてのものを変えることは難しいですが、出来ることから少しずつ進めて行こうと思います」と現在の心の内を話してくださいました。

幅広い世代に愛されているパティスリーは、お客さんにはもちろん時代と環境にも寄り添い続けます。

『御殿 當田屋』 若き女将が守り伝える料亭文化

丁寧に作り込まれた料理は、心の奥まで満たしてくれる。

130余年の歴史を持つ「御殿 當田屋(ごてん とうでや)」。思わず感嘆の声が漏れてしまうほどの華やかな日本料理は「老舗の風格と共に、四季の移ろいを五感で楽ませてくれる」と定評があります。

當田屋が愛され続けている理由のひとつに、老舗でありながらお手頃な価格帯であることが挙げられます。4代目女将の栗田もも乃さんは「夜の会席でも、ご予算やシーンに合わせて5千~1万円にてご用意させていただきますので、お気軽にご相談ください」とにっこり。

それでいて、伝統野菜・吉川ナスや近海ものの新鮮な魚介、旬の山や里の幸をふんだんに使って大満足のボリュームに仕上げているというから、折に触れて通うリピーターが多いのも納得です。

その会席の人気を猛追しているのが、実はうなぎ。3度焼きでじっくり丁寧に火を入れたうなぎは、外はカリッ、中はふっくらジューシー。うなぎをこよなく愛し、一人で県外まで食べに行くほどのうなぎ好きだという女将も太鼓判を押すほどの傑作です。

また日にちは非公開ながら、月1回、女将の手打ち蕎麦が食べられる日もあるとのこと。運命的な出会いを楽しみに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

お客さんと鯖江のまちに支えられて。

明治初期、當田(とうで)町出身であった初代が、鯖江の中心地として栄えていた御殿通りに魚屋を構えたのが始まりの「當田屋」。現在は4代目料理長である父・伸彦さんと4代目女将のもも乃さんが、親子で切り盛りしています。

2019年、若干22歳で女将になったもも乃さん。「私が20歳で社会人になってすぐ、母の体調が悪化して。当時、県外に勤めていたんですが福井勤務をお願いし、しばらくは入院した母のお世話と会社員、當田屋での若女将修行を並行しました。でも私の体がもたなくなってしまい、當田屋に専念することに決めたんです」と波乱含みの女将人生の幕開けを振り返ります。

その決意の少し後、帰らぬ人となってしまった先代女将。“女将のいろは”を教わる間もなく女将として出発することになったもも乃さんを待っていたのは、大雪や世界的な感染症の大流行など、次々に襲い来る困難でした。「本当によく乗り越えたなって。それもすべて、常連のお客様達に教えていただいたり支えていただいたりしたおかげです」と明るく話す表情は、今や立派な女将そのものです。

「色々なことが起きる現代、料亭ってなくなることはあっても新しく生まれることってほぼないんですよね。だからこそ私の代で終わらせられないっていうプレッシャーも感じています」。伝統の灯を絶やすことなく次世代に繫ぐことが、目下(もっか)の目標です。

大好きな鯖江で、これからも當田屋としてあり続けるために。

そんなもも乃女将のもう一つの目標は、老舗としての格や風情は大切にしつつも、若い方にも気軽に利用していただける料亭にすること。「私が若くして継いだということもあって、もっと若い世代の人達にも気軽に足を運んでいただきたいなって。記念日や“ちょっと良いことがあった”くらいのハレの日などでも使っていただけるような場所でありたいですね」と続けます。

学生時代から、まちづくりにも積極的に関わっている女将。鯖江のまちとの共存共栄の先にこそ、時代に求められる“新しい當田屋”があると信じ、今日も晴れやかな笑顔でゲストをお迎えします。

【福井県小浜市】「御食国若狭」小浜で美食を満喫する旅へ!おすすめスポットや体験もご紹介

「御食国若狭」として知られる美食のまち、福井県小浜市。この記事では、小浜の歴史や地元民おすすめのスポットなどを紹介します。ぜひ小浜へ旅行の際に参考にしてみてくださいね。

小浜市の魅力を発見

小浜市は、小浜湾周辺のレジャースポットだけでなく「八ヶ寺」と呼ばれる八つの貴重な寺院があり、アクティブにもアカデミックにも楽しめる魅力が詰まったまちです。
さらに、塗箸の国内シェア8割を占めるなど伝統的な物づくりも盛んにおこなわれています。

小浜市の歴史と文化

奈良時代には朝廷に塩や海産物を献上しており、現在でも「御食国若狭と鯖街道」として日本遺産に認定されている言わずと知れた美食のまち。古来より鯖街道や北前船で海と都をつなぎ、モノ・人・文化の交流を支える結束点として、重要な役割を担ってきました。
また、現在も国宝や重要文化財を中心とした仏像などが多く保存され、歴史の深さを感じられる場所があちこちに見られます。

小浜市にいくならここ!おすすめの観光スポット3選

【若狹彦神社・若狹姫神社】

若狭彦神社は若狭彦神社(上社)と1.5㎞ほど離れている若狭姫神社(下社)に分かれています。若狭一の宮とも称され、若狭で最も格式高く、また若狭最古の神社とあって、近年ではパワースポットとしても大変人気のスポット。「海幸山幸」の神話に登場する彦火火出見尊、豊玉姫命をそれぞれ御祭神としており、海上安全や縁結びのご利益があります。

INFORMATION

若狭彦神社/若狭姫神社
若狭彦神社/上社
【住所】福井県小浜市竜前28-7(地図
若狭姫神社/下社
【住所】福井県小浜市遠敷65-41(地図
【TEL】0770-56-1116
【営業時間】社務所10時~15時 (上社には社務所はありません)
【駐車場】あり
【HP】https://wakasahiko-jinja.jp

【明通寺】

福井県で唯一国宝を有する「明通寺」。鎌倉時代中期に建てられた本堂と三重塔は国宝、さらに本尊・薬師如来像とその両脇に立つ降三世明王、深沙大将の3体は檜の一木造で国の重要文化財に指定されています。本堂内では、お寺の方が説明をしてくださり、仏像さまを間近で拝むことができます。三重塔の背後に山がせまるロケーションで、四季折々の美しさを楽しむことができます。

INFORMATION

明通寺
【住所】福井県小浜市門前5-21(地図
【TEL】0770-57-1355
【営業時間】9:00〜17:00
【駐車場】あり
【拝観料】¥500
【HP】https://myotsuji.jimdofree.com

【GOSHOEN】

江戸時代に北前船の商人「古河屋」の5代目が賓客をもてなすために建て、「古河屋別邸」とも呼ばれた護松園。誰もが気軽に集える”みんなの別邸”となるようにとの願いが込められており、館内には100膳以上もの箸が並ぶ「箸蔵まつかん本店」、バリスタが淹れるドリンクを楽しめる「ene COFFEE STAND」、ミュージアムやワークスペースなどがあります。日本遺産の一部とあって、美しい数寄屋造りの建物そのものも見どころです。

 

INFORMATION

GOSHOEN
【住所】福井県小浜市北塩屋17-4-1(地図
【TEL】0770-64-5403
【営業時間】9:00〜17:00
【定休日】水曜日/木曜日
【駐車場】あり
【HP】https://goshoen1815.com

小浜市のおすすめ宿泊施設3選

【WAL’S VILLA 800】

小浜市”初”のプライベートグランピングリゾート。ヴィラ、ドームテント、愛犬と宿泊できるコテージと3タイプの部屋があり、コンセプトは全て異なります。広々した敷地にわずか5棟のみと、大切な人と何度も訪れたくなる、こだわりのプライベート空間。お好みの部屋で、五感で感じるウェルビーイング(幸福)な時間をお過ごしください。最大6名まで利用できるレンタルテントサウナも好評です。

INFORMATION

WAL’S VILLA 800(ウェルズ ヴィラ 800)
【住所】福井県小浜市飯盛14号上り松3-1(地図
【TEL】0770-64-5951
【駐車場】あり
【HP】https://walsvilla800.jp/

【若狭ふぐの宿 下亟】

たくさんの民宿が立ち並ぶ阿納地区にある「若狭ふぐの宿 下亟」。2022年にリニューアルした客室は和室、洋室、和洋室と好みに合わせてお部屋を選ぶことができます。1年を通して、新鮮で身が引き締まった若狭ふぐの料理を堪能することができ、1泊2食付きで12,650円~とリーズナブルな価格設定も魅力。料理やコストパフォーマンスへの満足度が高く、リピート客の多い宿です。ランチのみの利用も可能。

INFORMATION

【若狭ふぐの宿 下亟】(しもじょう)
【住所】福井県小浜市阿納10-15(地図
【TEL】0770-54-3313
【駐車場】あり
【HP】http://www.fugu-shimojo.com/

【海のオーベルジュ志積】

小さな漁村のなかに佇む、静かでゆったりした時間が流れるオーベルジュ。オーシャンビューのレストランでいただく和洋折衷なフルコースのディナーや、七輪で炭焼きにする福井の名産「へしこ」やあら汁などを楽しめる朝食には、地元の旬な食材がふんだんに使われており、宿泊者から好評を得ています。日常を忘れ、壮観な夕焼けや朝のすがすがしい海を眺めながら、波音にそっと耳をかける時間は至福のひとときです。

 

INFORMATION

海のオーベルジュ志積
【住所】福井県小浜市志積15-6(地図
【TEL】 0770-54-3431
【定休日】水曜日・木曜日(祝日は営業)
【駐車場】あり
【HP】https://www.shitsumi.com

小浜市に来たら絶対に行きたいレストラン・カフェ4選

【プティプラージュ】

地元出身のオーナーシェフが手掛けるフレンチレストラン。気さくなシェフのおもてなしによるアットホームな雰囲気が心地よく、気軽に本格フレンチを楽しめます。メニューはおまかせコースのみでありながら、ドリンクに合わせてソースやポーションなどを自在にアレンジする、客によりそった柔軟なスタイル。地元の女性客からの支持が熱く、女子会やお祝い、ご褒美など特別な日に訪れたいお店です。

 

INFORMATION

La Petite Plage(ラ プティプラージュ
【住所】 福井県小浜市小浜広峰32-1(地図
【TEL】 080-2956-3631
【営業時間】 18:00~22:00
【定休日】祝日定休
【駐車場】あり
【HP】https://petiteplage.weebly.com

【福芳】

「料理旅館 若杉 末広亭」が手掛ける食事処。地産地消にこだわった食材が自慢で、昼食には地物の鮮魚と小浜名物「小鯛ささ漬」、「へしこ」をのせた海鮮丼や海鮮ちらし寿司、リーズナブルな日替わり定食などがいただけます。夜にはアラカルトスタイルで小浜グルメを提供。中でもおすすめは、鯖を串焼きにして生姜醤油で食べる「浜焼き鯖」(要予約)。若狭牛や甘鯛を使った料理にも定評があり、JR小浜駅からのアクセスの良さも魅力の1つです。

INFORMATION

福芳
【住所】 福井県小浜市大手町8-5(地図
【TEL】 0770-53-2944
【営業時間】 11:30~14:00(ラストオーダー 13:30)
 17:00~21:00(ラストオーダー 20:00)
【駐車場】あり
【HP】https://wakasugi.biz/fukuyoshi/

【木屋傳】

創業明治元年の老舗和菓子店。こちらのおすすめは「お巻き」。ロールケーキの和風版といったところでしょうか。バニラ、生チョコ、抹茶などの定番商品のほか、季節ごとに限定の商品が登場します。生地はもっちりしっとり、クリームは素朴な甘さでシュワっとくちどけの良い軽い食感。この他にも、酒まんじゅうやでっちようかんなど福井ならではのお菓子や、若狭名物くずまんじゅう、わらび餅、プリンなどの冷たいスイーツも豊富です。

INFORMATION

木屋傳
【住所】福井県小浜市小浜白鬚42(地図
【駐車場】なし
【時間】9時~18時
【定休日】水曜日
【TEL】0770-52-0565

【キトカフェ】

県外から移住されたオーナーが営むカフェ。店の外まで焼き菓子の良い香りが漂っています。注目は連日完売するマフィン。地物を中心に旬のフルーツを使用しており、季節ごとに違うラインナップを楽しめます。パンから手作りするサンドイッチも人気だそう。店主の好きなものをつめこんだというアンティークな雰囲気が漂う店内。2階のカフェスペースでは海を眺めながら、靴を脱いでゆったりと過ごすことができます。

INFORMATION

キトカフェ
【住所】福井県小浜市小浜清滝91(地図
【駐車場】あり
【時間】11時30分~16時
【定休日】日、月曜、第3水曜
【TEL】080-8992-0768
【HP】https://www.instagram.com/kitocafeobamaten/

【伊勢屋】

天保元年創業の和菓子店「伊勢屋」。こちらの看板和菓子といえば、夏季限定で登場する「くずまんじゅう」です。若狭特産の葛と、地下30メートルから湧き出る地下水を使用した、若狭の恵みがつまった逸品です。店頭では、湧き出す冷水に浮かぶくずまんじゅうを見ることができます。対して、冬季限定の看板商品は「丁稚(でっち)ようかん」。年間を通して福井らしさを感じられる和菓子をお楽しみいただけます。

INFORMATION

伊勢屋
【住所】福井県小浜市一番町1-6(地図
【駐車場】あり
【時間】8時30分~17時30分
【定休日】水曜日
【TEL】0770-52-0766
【HP】https://obama-iseya.com/

グルメ以外も楽しみたい!小浜市で楽しめる体験2選

【若狭塗り箸作り(御食国若狭おばま食文化館 若狭工房)】

小浜市が誇る伝統工芸「若狭塗」の技法を用いてつくられる若狭塗箸。ここ「若狭工房」では、その若狭塗箸の研ぎ出し体験ができます。塗り重ねられた箸を手作業で研ぎ、埋め込まれている貝や卵の殻などの模様を出して、世界に1つだけのオリジナルの箸をつくりましょう。二本を同じような柄に上手に仕上げられるよう、若狭塗りの職人さんが丁寧に指導してくださいます。

INFORMATION

御食国若狭おばま食文化館 若狭工房
【住所】福井県小浜市川崎3丁目4番 御食国若狭おばま食文化館 2階(地図
【駐車場】あり
【体験】9時-17時(11月~2月は9時-16時)
所要時間 約40分/費用 1,300円/予約不要(10名以上は要予約)
【開館時間】9時~18時
【定休日】毎週水曜日(祝・祭日は開館)、年末年始 12月28日~1月5日
【TEL】0770-53-1036
【HP】http://wakasa-koubou.com

【蘇洞門めぐり遊覧船(若狭フィッシャーマンズワーフ)】

およそ1時間かけて小浜湾をクルーズする「蘇洞門(そとも)めぐり」遊覧船。蘇洞門は、小浜湾の東側に位置する海蝕洞です。6㎞にわたり続いている奇岩や洞門、洞窟はまさに自然の芸術品。雄大な美景を眺めながらダイナミックに日本海を進んでいく感覚は、アトラクションに乗っているようで胸が躍ります。御船印の発行も行っており、旅の思い出の品としてもおすすめです。

※運航状況はHPをご確認ください。

INFORMATION

フィッシャーマンズワーフ
【住所】福井県小浜市川崎1-3-2
【駐車場】あり
【時間】4月~11月 8時30分~17時/12月~3月 9時~17時
【TEL】0770-52-3111
【定休日】12~2月 不定休
【料金】大人(中学生以上)2,500円/小人(小学生以下)1,200円
【HP】https://www.wakasa-fishermans.com/

まとめ

今回は御食国若狭として注目を集める“小浜”の魅力を紹介しました。

福井観光の際には、グルメスポットだけでなく歴史やモノづくりにも触れながら、小浜の魅力を感じるひと時を過ごしてみてくださいね。

協力:若狭おばま観光協会

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『敦賀昆布 おぼろや』 熟練の技がなせる泡雪のような口どけ

買うだけじゃない!職人技を体験して、文化を知る。

江戸時代に北海道~大阪間を往復していた北前船の寄港地だった敦賀は、日本海側の特産品が集まる湊町として栄えました。その積み荷だった昆布は敦賀の地場産業となり、その中で生まれた「おぼろ昆布」は、現在でも全国生産量の8割以上を占めています。

そんなおぼろ昆布の一大生産地にあって、職人による手すきの実演がいつでも見られるのが『おぼろや』です。昆布の上を滑らかに走る包丁が、薄く柔らかなおぼろ昆布を生み出していく様子はなんとも鮮やか。手早く、しかも均一な仕上がりはまさに職人技です。

こちらでは体験コースも用意されており、実際に昆布を削ぐことができます。HPから体験予約ができますが、枠が空いていれば当日の飛び込みもOK。言葉では伝えきれない、繊細な感覚の世界が体験できます。

『おぼろや』では、看板であるおぼろ昆布だけでも4種類の取り扱い。削る部位で味わいが異なるため、用途や料理によって使い分けるのがポイントです。

他にも、だし昆布や佃煮、塩昆布はもちろん、バリエーション豊富な昆布飴やおやつ昆布など、直営店ならではの製品がずらり。試飲・試食も豊富に用意されていますので、思いがけぬ出合いを楽しみながら自分好みの一品を見つけてみてください。

確かな技があるから、新しい味わいを作り出せる。

ところで、店名にもなっている「おぼろ」ですが「とろろ」との違いはご存じでしょうか。

答えは製法にあります。幾重にも重ねてブロック状にした昆布の断面を、機械で削って作るのがとろろ昆布。それに対し、一枚の昆布の表面を職人が専用の包丁で削りだして作るのがおぼろ昆布です。

一枚一枚丁寧に手すきで削り上げていくため一日の生産量にも限りのあるおぼろ昆布ですが、向こうが透けて見えるほど薄く削られた昆布は空気のように軽く、口に入れた瞬間に溶けるようにほぐれていきます。幅広に仕上げられるため昆布の旨味をダイレクトに感じることができるのも、長年愛され続けている理由と言えるでしょう。

その味わいを極めたのが、昆布専門店のこだわりを詰め込んだ「おぼろ月夜」。一等検と認められた天然物の羅臼昆布の旨味を、地元若狭のまろやかな酢を使うことで最大限に引き出した極上品です。一口食べればその差は歴然。昆布の甘味も強く、大切に大切に食べたくなる味わいです。

おぼろ昆布を贅沢に佃煮にした「おぼろでおむすび」も専門店ならではの一品ですので、ぜひ併せてご賞味ください。

おぼろ昆布のふるさとだからこそ、伝統も進化も大切にしたい。

「おぼろ昆布は、敦賀の日常に寄り添ってきたもの」と話すのは代表の森田さん。「敦賀の人達の運動会や遠足のお弁当に入ってるおにぎりに巻かれてるのはおぼろ昆布なんですよ。そういうちょっとした日常の記憶が、味を繋いでいくんだと思います」。

今後は、おぼろ昆布を初めて知る人にも気軽に手を伸ばしてもらえる商品を手がけたいのだとか。「おぼろ昆布で佃煮を作ったので、次は甘く出来ないかなと。そうすればパンのお供にもできるし、製菓にも使えるかもしれない。より身近な食材になれる道を探します」と笑います。

旨味の塊である昆布は、少し加えるだけで他の料理の味わいも深めてくれる立役者。まだまだポテンシャルを秘めている食材に惹かれた方は、ぜひ『おぼろや』へお立ち寄りください。ここには、味も歴史も奥深い昆布の世界が広がっています。

『うお吟』 港町・敦賀でしっとりと味わう口福の海鮮丼

旬と鮮にこだわった、食べ飽きない丼。

オープン以来行列が絶えない海鮮丼専門店『うお吟』。京都の割烹店を彷彿とさせる凛とした佇まいの店内で、地魚をふんだんに使った海鮮丼が楽しめると大人気です。

名物の「恵びす丼」は、敦賀真鯛やブリ、福井サーモン、甘えびといった魚介類が10種類以上も使われている贅沢な丼。敦賀湾の朝獲れ魚介類を食べやすい大きさにカットしバランスよくミックスしたネタを、優しくお酢をきかせたご飯の上に乗せています。「こうすることでご飯とも一体化しやすく、何より一口ごとに味も食感も変化し続けるので、最後まで食べ飽きないんです」とは店主の谷口さん。「加えて鍵となるのは途中で加える天かす」とも。食感と香ばしさがプラスされ、まさに“ここでしか味わえない海鮮丼”が完成します。

この名物丼と贅沢な卵かけごはん「大黒丼」がコース仕立てで提供される「恵びす大黒丼(竹)」が、こちらの一番人気。味わいたいポイントが少しずつ異なる2つの丼がセットになっています。

漁業の神様である恵比寿様の名前を冠した丼で味わいたいのは、やはり魚介類。一方、五穀豊穣の神様である大黒様の名前を冠した丼ではお米に集中してみてください。谷口さんの出身地・南越前町今庄地区で作られた一級品のコシヒカリの美味しさをストレートに楽しめます。

季節限定の味わいは、まさにスペシャル。

名物の海鮮丼と並んで人気なのが、各季節にしか食べられないスペシャル丼です。越前ガニや若狭マハタ、ウナギ、小浜よっぱらいサバなど福井・若狭を代表する魚たちが、器を埋め尽くすほど贅沢にあしらわれた特製丼の満足度は桁違い。「これが食べたくて」と季節を変えて県外から足を運ぶファンもいるほどです。

また密かに人気上昇中なのが「本日のあら炊き定食」。甘くこっくりと煮つけられたあら炊きに魅せられ、遠方から通う方も。あら炊きは小鉢で頼むこともできるので、丼のお供やお酒のアテとしてもどうぞ。

家でもこの味を楽しみたいという方には、隣の「えびすけ商店」へぜひお立ち寄りを。うお吟のお惣菜や調味料などを買うことができます。敦賀で食べた味をもう1度という方には通販サイトも用意されていますので、うお吟HPをぜひご覧ください。

料理人は食材を、お客さんは味わいを吟味する。

便利になった分、忙しさが加速する現代において、「ゆっくり味わうことそのものが贅沢になっている気がしますね」と谷口さんは言います。「だからこそ歴史と文化を感じる空間で、一口ひと口をしっかり楽しむ場にしたかったし、今もその思いは変わりません」と続けます。

お店とは、店主の思いを表現する場。「最後まで食べ飽きない」「吟味する」「旬と鮮とバランス」を大切にする谷口さんが生み出すスペシャリテを“わざわざ”味わいに、ぜひ敦賀にお越しください。

『高橋工芸』 “日々”になじむ、気持ちがあがる道具たち

気軽にはじめる上質チルタイム。

越前漆器のふるさと・鯖江市河和田地区にある『高橋工芸』。伝統的な漆器から日常を彩る雑貨に至るまで木製品全般の“塗り”を請け負い、毎日に馴染む真摯なモノづくりをしています。

『高橋工芸』といえば、茶わんや茶せん、茶杓、棗がコンパクトな箱に収められた「Ippukubox(イップクボックス)」。もともとお茶道具の製造を得意としていた高橋工芸が、茶箱をカジュアル&コンパクトにアレンジし、現代的な家にも馴染むアイテムとして仕上げたセットです。

4代目の高橋亮成さんが提案したいのは「自宅での休憩時間を抹茶で」。抹茶にも抹茶を点てる時間にもリラックス効果が期待できることは、広く知られるようになりました。今やスイーツやカフェメニューでも大人気の“抹茶”を、もっと気軽に楽しむことができれば、多くの人にコーヒーブレイクならぬ抹茶ブレイクで心を鎮める時間を楽しんでもらえるのでは…と思ったのが開発のきっかけだと言います。

3色から選べる茶碗は、コンパクトサイズでお茶が点てやすい工夫がされたオリジナル仕様の越前焼。ボックスデザインも3種類から選べるので、お気に入りの組み合わせでブラッシュアップされたリラックスタイムを楽しみましょう。

シンプルだからこそ、使い方はアイディア次第。

もうひとつ、高橋工芸の技術が生きたアイテムがあります。2つの高さの漆器がセットになった「TSUM(ツム)」は木目を生かした自然な塗装が魅力。浅型はお皿やお盆として、深型は筒や箱として使うことができます。人体に優しい塗料を使っているため、直接食品を乗せたり入れたりしても安心です。

形は三角、四角、六角の3タイプ、色はナチュラル、ピンク、ダークブルーとあり、家庭やオフィスなど、シーンを選ばず使えるのも愛されるポイントです。収納ボックスとしてはもちろんディスプレイ用什器やちょっとしたパーティション、インテリア、目隠しなど使い方は自由自在です。

シンプルだからこそフレキシブル。あなたの想像力で、身の回りを心地よくカスタマイズしてみましょう。

実用性があるからこそ、末永く愛される。

「うちが作っているのは“道具”なんです。だから使ってもらえるものじゃないと」と高橋さん。デザインの良さもさることながら、最も大切にしているのは、使うことで楽しくなったり毎日がちょっと豊かになること。それこそが高橋さんの目指すところなのです。

「伝統工芸品も、元をただせば生活の一部として誕生したもの。時を経るうちに技術が磨かれ、工芸品として昇華されて今に繋がっているんですよね。だから私たちは、これからも生活に根付いているものを作っていきたいと考えています」。

生活の一部である道具たちが、毎日を愛おしく感じさせてくれるのは、何とも言えない幸せ。まずはここから、ゆるやかに温かく彩ってくれる一品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

福井は世界屈指のめがね産地!歴史や楽しみ方、地元スタッフ厳選のめがねショップなどを紹介

福井県中央部に位置する鯖江市は、 “めがねのまち”として知られています。最高品質の眼鏡に出合えるだけでなく、めがねにまつわるユニークな体験もできる穴場観光スポットです!
この記事では、そんな“めがねのまち”鯖江市の魅力や楽しみ方について紹介します。

福井のめがね産業|歴史と発展

 “めがねの聖地”として知られる福井県鯖江市。鯖江市のめがねの生産は、明治時代に始まり、100年以上の歴史の中で国内めがねフレーム生産の約95%を占めるまでに成長しました。

その歴史は、雪深く産業がない地元の暮らしを向上させるために農家の副業として始まり、昭和58年(1983年)には、世界で初めて、軽くて丈夫なチタン製めがねの開発・生産に成功し、イタリア、中国と共に世界の三大めがね産地となりました。

現在では、伝統的な職人技と最新の技術が融合し、世界最高品質のめがねを生産しています。鯖江市のめがね産業は、その歴史の中で培われた技術と絶え間ない革新によって今日もなお成長を続け、福井県のアイデンティティの一部となっています。

福井のめがねは世界最高品質!

長い歴史の中で受け継がれてきた伝統的手法と最新の技術が融合した鯖江のめがね。現在では国内で約96%、世界でも約20%のめがねフレームが鯖江で作られています。

金型制作からプレス加工、組み立て、磨きなど、最大で300もの工程で作られる鯖江のめがねは、それぞれの工房で職人たちの熟練した技術によって生み出されています。

見た目の美しさだけでなく、使い心地や機能性など細部にまでこだわり抜かれためがねは、“Made in SABAE”ブランドとして、今や世界最高峰の品質を誇っています。

福井のめがねが詳しくわかる!知ればもっとめがね愛が深まる『めがねミュージアム』

めがねミュージアム

鯖江市にある「めがねミュージアム」は、めがねのまちのシンボル的存在です。
洗練されたショップには県内約50社の最新モデル3,000本以上が揃い、各社のオリジナルフレームをじっくり見比べながら選ぶことができるのは産地ならでは。眼鏡作製技能士の資格を持つスタッフが常駐していて、信頼できるプロに相談しながら、最適な1本に巡り合うことができます。

また、めがねの歴史を学べる「めがね博物館」や、カフェ、世界に一つだけのオリジナルめがねを作ることができる「めがね手作り教室」やめがね作りの技術に触れることができる「体験工房」も併設されています。

INFORMATION

めがねミュージアム
【住所】福井県鯖江市新横江2-3-4(めがね会館)(地図)
【TEL】0778-42-8311
【アクセス】JR鯖江駅より徒歩約10分 / 北陸自動車道鯖江ICから車約2分
【駐車場】あり(50台)
【営業時間】めがねショップ|10:00~19:00 体験工房・博物館・スイーツコーナー|10:00〜17:00 MUSEUM CAFE|10:00〜16:00
【定休日】水曜日(祝日は営業)、年末年始
【HP】https://www.megane.gr.jp/museum/

お土産にもおすすめ!自分だけのめがねやキーホルダーを作ろう

『めがねミュージアム』を訪れたら、世界に誇る福井のめがねづくりを手軽に体験できる体験工房へも訪れてみましょう。
めがね素材を組み合わせてキーホルダーを作る「めがね de コラージュ」や、「めがね手作り教室」では、フレームの素材選びから削り出し、ヤスリ仕上げなど、本格的なめがねづくり体験ができます。

【めがねdeコラージュ】

【申込方法】 完全予約制
【電話での予約】 (前日まで) 0778-42-8311
【Webでの予約】(3日前まで)こちらから
【料金】 2,000円(税込)
【所要時間】 1時間程度(個人の方の目安です)
【営業時間】 10:00~17:00
【定休日】 水曜日(祝日は営業)・年末年始(※開催状況はめがねミュージアムHPのお知らせでご案内)
【対象年齢 】小学1年以上 ※小学1年生〜3年生は保護者の方同伴必須(親子で1個製作)
【HP詳細ページ】https://www.megane.gr.jp/museum/key_chain/

【めがね手作り教室】

【申込方法】 Webでの予約(6日前まで)こちらから
【料金】 通常コース 24,200(税込) ・・・ ケース付き・完成品発送無料・名入れ
時短コース 24,200円+3,300円(税込) ・・・ フロント手作り・テンプルは職人のおまかせ、ケース付き、完成品発送無料、名入れ可能
※その他各オプションあり(詳細はHPへ)
※レンズは別売り 
【所要時間】 通常コース10:00~17:00 (お昼休憩 1時間あり
時短コース10:00~15:00 (お昼休憩 1時間あり)
【定休日】 水曜日(祝日は営業)・年末年始 (水曜が祝日の場合、及びお盆期間は営業)
【HP詳細ページ】 https://www.megane.gr.jp/museum/school/

めがねがいっぱい!SNS映え抜群な “メガネストリート”

JR鯖江駅から「めがねミュージアム」へと向かう通称「メガネストリート」には、あちこちに遊び心あふれるめがねの仕掛けが施されていて、思わず写真に撮りたくなる映えスポットとなっています。

約1kmの通りの所々にめがね型のベンチやマンホール、めがねをかけた車止めなど、楽しい仕掛けがたくさん。探しながら歩くと「ここにも!」というような仕掛けも見つかるので、ぜひ“隠れめがね”を探しながら歩いてみてください。

地元スタッフ厳選!福井でおすすめのめがねショップ5選

ここからは、地元スタッフがおすすめする、めがねショップをご紹介します。それぞれに個性のあるショップを巡って、ぜひ鯖江でお気に入りの1本に出合ってくださいね。

【BOSTON CLUB SHOP SABAE】

BOSTONCLUB

著名人にも多くの愛用者を持つ眼鏡ショップ「BOSTON CLUB SHOP SABAE」。旗艦ブランド「JAPONISM(ジャポニスム)」など、デザイン性や機能性をとことん追求したオリジナルブランドのフレームがずらりと並びます。ショップ2Fの「ジャポニスムミュージアム」も見応えあり。

INFORMATION

BOSTON CLUB SHOP SABAE
【営業時間】10:00~19:00
【定休日】水曜日
【住所】福井県鯖江市三六町1-4-30 BCビル1F(地図
【アクセス】北陸自動車道鯖江ICより約10分
【駐車場】あり(約8台)
【TEL】0778-52-0890
【HP】http://www.gloss-eyes.com/sabae/

 【田中眼鏡 福井店】

田中眼鏡

唯一無二のセレクトで多くの眼鏡ファンが厚い信頼を寄せるめがねのセレクトショップ「田中眼鏡」。2019年にオープンした福井駅前の福井店では、県内ではここでしか取扱いのないのブランドや、希少なヴィンテージフレームなども取り揃えています。

INFORMATION

田中眼鏡鯖江 本店
【営業時間】平日 10:00~19:00 土日祝 10:00~18:00
【定休日】水曜、第3・5日曜
【住所】福井県鯖江市神明町1丁目2−8(地図
【アクセス】福井鉄道「神明駅」より徒歩約3分/北陸道鯖江ICより車で約10分【駐車場】あり(5台)
【TEL】0778-51-4742
【HP】 https://tanakagannkyou.com/

田中眼鏡 福井店
【営業時間】11:00〜19:00
【定休日】水曜、第1・3火曜
【住所】福井県福井市中央1丁目8−21 伊井ビル 5号館1F(地図
【アクセス】JR福井駅から徒歩約5分
【駐車場】なし(周辺にコインパーキングあり)
【TEL】0776-92-0448

【鯖江駅眼鏡】

鯖江駅眼鏡

ネジ締めや洗浄などのアフターケアはもちろん、レンズの交換や修理に至るまで、眼鏡に関するあらゆることに対応する「鯖江駅眼鏡」。眼鏡の素材を使った小物作りなど体験もできます。鯖江駅構内にあり観光案内所も併設されているので、鯖江駅に着いたらぜひお立ち寄りを。

INFORMATION

鯖江駅眼鏡
【開館時間】10:00~19:00
【定休日】木曜日、年末年始(観光案内所は年末年始のみ)
【住所】福井県鯖江市日の出町1-2(JR鯖江駅構内)(地図
【TEL】0778-62-7507
【アクセス】JR鯖江駅構内(JR福井駅より「ハピライン」で約15分・快速で約10分)/北陸自動車道鯖江ICより車で約10分
【駐車場】鯖江駅前に有料駐車場あり
【HP】http://repair-f.com/store/

【Lens Park(レンズパーク)】

レンズパーク

日本唯一の専門メーカーとしてサングラスレンズを作り続けている乾レンズが2023年にオープンした『Lens Park(レンズパーク)』。レンズのことを知れるギャラリーやショップだけでなく、カフェ休憩スペースも併設された複合施設です。オリジナルコーヒーやこだわりのスイーツを楽しみながら、目が喜ぶレンズと出合いましょう。

INFORMAITON

Lens Park(レンズパーク)
【開館時間】 10:00 ~ 19:00(18:30LO、月曜のみ17:00LO)
【定休日】 火曜日
【住所】  福井県鯖江市丸山町1-3-31(地図
【アクセス】 鯖江ICから車で約15分/JR鯖江駅からタクシーで約10分
【駐車場】 あり(9台)
【TEL】 0778-52-7977
【HP】 https://lens-park.com/

【Paperglass(ペーパーグラス)】

ペーパーグラス paperglass

デザインやかけ心地にこだわった視力矯正用の眼鏡やサングラスとしても人気の『ペーパーグラス』は、”紙のような薄さ”が特徴の薄型めがね。栞のように手帳に挟んだりポケットに入れたりとコンパクトに携帯ができます。
薄さや手軽さだけでなく、長時間着用できるやわらかなかけ心地にも工夫が見られる革新的な眼鏡です。

INFORMATION

ペーパーグラス福井 鯖江店
【営業時間】 毎週土日・祝日/11:00〜17:00 平日/10:00〜18:00
【定休日】 なし
【住所】 福井県鯖江市丸山町3丁目5-18(地図
【アクセス】 鯖江ICから車で約14分/JR鯖江駅からタクシーで約13分
【駐車場】 あり
【TEL】 0778-42-5579
【HP】 https://store.paperglass.jp/

オンラインでも購入可能! 鯖江めがねのWEBストアをご紹介

鯖江のめがねは、プロの説明を聞けたり、たくさんの種類から吟味できるという点で、やはり現地での購入がおすすめですが、リピートしたい方、鯖江に行く前にブラウズしておきたい方向けに、鯖江ブランドを知れる&また購入できるWEBストアを紹介します。

【BROS JAPAN】

現存する世界最古のめがねメーカー「American Optical(アメリカンオプティカル)」の日本総代理店として創立された『BROS JAPAN(ブロスジャパン)』のWEBストア。

日本人の骨格に合わせた「BJ CLASSIC COLLECTION」などのオリジナルブランドも展開しています。WEBストアでは太陽光でレンズが色付く「SUNSHIFT」シリーズが購入できます。

BROS JAPAN STORE: https://brosjapanstore.com/

【谷口眼鏡】

約半世紀にわたり、プラスチックフレームの製作を手がけている『谷口眼鏡』。
WEBストアでは日本人の顔に合わせ、暮らしに馴染みやすいシンプルなデザインが特徴のサングラスブランド「tesio」シリーズの購入ができます。

谷口眼鏡 「tesio」オンラインストア: https://tesio-sg.stores.jp/

全国からめがね好きが集まる「めがねフェス」

画像引用:https://meganefes.com/

福井県鯖江市で毎年開催される「めがねフェス」は、日本最大のめがねの産地であるこの地域の文化と産業を祝うイベントです。鯖江市を中心に、様々なメガネブランドや地元のメガネ製造業者が参加し、最新のトレンドや伝統的な技術が披露されます。

めがねフェスでは、最先端のメガネデザインを一堂に見ることができるだけでなく、メガネ製作のデモンストレーションやワークショップに参加することもできます。地元の食品や工芸品の販売ブースも設けられ、メガネ産業だけでなく、福井県の豊かな文化も体験できる一大イベントです。

鯖江のめがねの歴史がわかる 映画「おしょりん」

画像引用:https://movies.kadokawa.co.jp/oshorin/

2023年秋に公開の映画「おしょりん」は、日本製めがねの95%を生産する福井のめがね作りの歴史を描いた作品。明治時代にめがね工場をゼロから立ち上げた兄弟と二人を信じ続けた妻の愛と感動の物語です。
「おしょりん」の撮影は、県内17市町、100を超える県内企業協力のもと、なんとオール福井ロケで撮影されました!

映画の撮影で使用されたロケ地には、観光スポットにもなっている場所があります。ロケ地を見てから映画を見ても、映画を見た後にそれぞれの場面を思い出しながらロケ地を巡ってみるのもおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?観光でめがね?と思われるかもしれませんが、めがね愛用者にとっては、見た目だけでなく付け心地や耐久性など含め、“永く愛せる1本”に巡り会いたいものですよね。
「お気に入りのめがねを買う」をきっかけに福井を訪れてみるのもおすすめ。ずっと探していた「これ!」という特別な1本が、世界に誇るめがねの産地「鯖江」で見つかるはずです。福井観光の際には、ぜひ一度めがねのまち鯖江を訪れて、鯖江のめがねと“めがねのまち”の魅力に触れてみてください。

『大久保茶屋』 福井の四季と美味に憩う、山の上のお茶屋さん

足羽山の四季を感じながら、お茶屋さんでひと休み。

JR福井駅に近い中心街で、豊かな自然を感じることができる足羽山。木漏れ日を浴びながら坂道をのぼっていくと、福井の市街地を一望する『大久保茶屋』に辿り着きます。

『大久保茶屋』は創業昭和6年。「『大久保茶屋休憩所』として祖父母が開業し、両親がお花見処として受け継ぎ、今は私たち夫婦がメインで切り盛りしています」と語る伊藤晶代さん。

足羽山公園内に位置する『大久保茶屋』は、昔も今も人々の憩いの場所。約3500本の桜が咲く春はもちろん、初夏は紫陽花、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の景観が楽しめます。

「昔から、お茶屋は日常的な気取らない場所。ここで過ごした共通の想い出がある地元のお客さまが、3世代で来られることもあります。最近は、外国人のお客さまも多いですね」。

混雑する桜の時期を避け、春以外に来られるお客さまもいるのだとか。「例えば空気の澄んだ冬は、山の木立が落葉し、まちを蛇行する足羽川から遠く坂井市まで見晴らせます。足羽神社や黒龍神社などのパワースポット巡りで、ひと休みされるお客さまも増えています」とほほ笑みます。

足羽山と福井の名物を盛り込んだ、特別なセットも。

『大久保茶屋』ならではの『こんにゃくおでん』と『とうふ木の芽田楽』は、足羽山の名物メニュー。花見シーズンはもちろん、年間通して創業当時から変わらぬ味わいが愛されています。

茹でたこんにゃくに味噌の和がらしがピリッと効いた『こんにゃくおでん』。豆腐に甘みのある味噌をのせて焼き上げた山椒が香る『とうふ木の芽田楽』。「どちらも、ここでしか食べられない福井のソウルフードです」と伊藤さんは語ります。

「お豆腐はやわらかさにこだわって、地元のお豆腐屋さんに作ってもらっている田楽用の特注品です。おでんの和がらしは県産のからし種を練ったもので、独特の辛味がクセになります」。

ちょっと一息つくときにうれしい甘味も充実。ふんわりやわらかな『黒蜜よもぎきなこ団子』やぷるぷるの『黒糖わらびもち』、とろりと甘い『わらびドリンク』なども人気です。

そんな自慢の一品がすべて楽しめる『おそばセット』をはじめ、北陸新幹線延伸開業にあわせ福井名物を盛り込んだ『福のセット』も登場。日本酒も、選りすぐりの福井の地酒が揃っています。

ワークショップも開催、楽しみながら長く続けていく。

風を感じ星を眺める屋外のテーブルや縁台席でのんびりするか、懐かしいレトロな和の雰囲気に癒やされる店内でくつろぐか。屋内外合わせて最大100座席の中から、気分にあわせて席を選べるところもお茶屋ならではの魅力です。

「築50年になる建物を、自分たちで何度か改装してきました。古くて愛着の湧くものが好きで、古物屋さんで集めた古道具も室礼に使っています」と伊藤さん。陶器には県内の『金津創作の森』で活躍する作家さんの陶器を使うなど、福井を感じさせるモノにもこだわっています。

居心地のいい落ち着いた空間を生かし、さまざまなイベントなども開催。「『桜染め』をしている母が染めもののワークショップをしたり、知り合いの作家さんが苔玉の展示会をしたり。アートと地のものを掛け合わせるなど、文化的な活動もしていきたい」と語る伊藤さん。森の中にある離れのカフェ『森の音』では、「足羽山ラボ」によるイベントなども開いています。

「これからもずっと長く続けていくために、自分たちがひとつひとつを楽しみながら取り組むことで、お客さまにも楽しんでいただけたら」と笑顔が花開きました。

『ペーパーグラス』 眼鏡のまち鯖江の技が息づく、驚きの薄型眼鏡

持ち運びしやすい、お洒落で華やかな老眼鏡として。

折りたためば「紙のように薄くフラットになる」ことから、『ペーパーグラス』と名付けられた薄型眼鏡。驚くほど薄く、軽く、簡単に持ち運びできる『ペーパーグラス』には、眼鏡製造の国内シェア約9割を誇る眼鏡のまち鯖江の技が息づいています。

「耳にかけるテンプルが折りたたむ時に上へ倒れる特殊な構造と、鼻パットと呼ばれるパーツをなくしたところが薄さの秘密です。テンプルの特殊構造は、特許を取得しています」と製造、店舗・催事販売部門の部長を務める飛山昌久さんは胸を張ります。

ポケットに入れたり、栞として手帳に挟んだり、気軽にかつコンパクトに携帯できるところから、リーディンググラスいわゆる老眼鏡として愛用される女性の方が多いのだとか。

「老眼鏡は長くかけるものではないので、華やかな色やお洒落なデザインを選ばれるようですね」と飛山さん。

「違和感や恥ずかしさで老眼鏡をかけたがらない方がいらっしゃいますが、『ペーパーグラス』は薄さやデザイン性で新しい価値を生む楽しさをご提案することができると思っていますので、ぜひトライしていただきたいですね」とやさしくほほ笑みます。

スマートで差のつく、近視用の眼鏡やサングラスとして。

『ペーパーグラス』は、デザインやかけ心地にこだわった視力矯正用の眼鏡やサングラスとしても注目を集めています。

お客さまの声から生まれたスタンダードデザインの『STACLA JP』は、近視や遠近両用にも対応した薄型眼鏡。「一般的な眼鏡と同じ感覚で長時間かけられるよう、やわらかいかけ心地のテンプルや鼻のかけ位置などを工夫しています」と飛山さん。

アセテートパーツでデコレーションしたトレンド感あふれる『COMBI』は、ラウンドやボストンなどレンズのパターンも多彩。自分に合ったお気に入りの1本が、きっと見つかります。

紫外線から目を守る『ペーパーグラス』のサングラスも隠れた人気。かさばらずスマートに持ち運べるので、海外や国内旅行、アウトドア、屋外のスポーツ観戦やイベントなどで活躍します。

「実は、『ペーパーグラス』はもともとサングラスとして開発されたものなんです。外でかけることが多く、一時的に使うところなどが老眼鏡に似ていることから、老眼鏡としてクラウドファンディングをしたところ、大きな反響をいただき今に至ります」。

ペーパーグラス paperglass

Made in SABAEのクオリティを、自分の目で確かめて。

現在、『ペーパーグラス』は東京、大阪、九州、福井など、国内9店舗を展開しています。2023年には鯖江店をオープン。県外からの観光客が、旅行の合間に立ち寄ることも多いといいます。

店内での『ペーパーグラス』選びのポイントは、「デザイン、度数、フィット」と教えてくれた飛山さん。

「視力矯正のレンズは7度数あり、1〜4までの度数の場合、30分程のお時間で調整し、その場でお渡ししています。それ以上の度数になる場合は、1時間程かけて検眼などを行い、その後10日間程度お時間をいただいて、完成後にこちらから発送することになります」。

購入後のメンテナンスや調整は、無料で対応。オンライン販売もあり、専門スタッフが購入までのアドバイスや購入後の使い方など、さまざまな相談に応えてくれます。

「眼鏡が完成するまでの工程は250を超えるとも言われます。部品を作り、組み立て、磨き、色を着け、レンズをはめ、最後に手で歪みを取り、形を整えていく。職人がひとつひとつ手作業で丁寧に仕上げたMade in SABAEのクオリティを感じてください」と笑顔で締めくくりました。

『キムラヤ』 伝統と革新を味わう、鯖江の老舗ベーカリー

1927年創業。3代にわたる、こだわりのパンづくり。

JR鯖江駅に近い、老舗ベーカリー『ヨーロッパンキムラヤ』。初代が東京の「木村屋」で奉公中に関東大震災に遭い、兄の住む鯖江でパン屋を開いたのが始まりです。鯖江に初めてあんぱんを紹介するなど、「ハイカラな店」として話題になりました。

2代目はフランスやドイツで研修を重ね、「フランスパンの神様」と呼ばれた巨匠直伝のフランスパンや、ドイツの製パン学校で習得したドイツパンなど、ヨーロッパの「本場の味」を鯖江に伝えました。

さらに、持ち前の発想力でオリジナルパンを続々開発。福井県民の味覚に合った「ハーフタイプ食パン」をはじめ、地元のお客さまの「もっとフランスパンの中身を食べたい」という声を受け「ハード食パンを開発。フランスパンのふんわり香ばしい中身(クラム)をたっぷり楽しめる山型食パンは、人気のロングセラー商品です。

初代が『木村屋』で修行して得た、守るべき確かな技。2代目がヨーロッパの伝統と最新の流行を組み合わせた革新の味。その両方を受け継いで、3代目は最新のヨーロッパの流行を取り入れ、現地の味わいを鯖江で発信しています。

1927年創業、1953年「銀座木村屋總本店」からののれん分けの『ヨーロッパン キムラヤ』は、3代にわたり鯖江の地で真心を込めてパンを焼き上げ、もうすぐ創業100年を迎えます。(※東京銀座木村屋總本店より『木村屋』號の認許證授与)

日本とパリを結ぶ、大きな幸せ『大福あんぱん』。

数多い人気商品の中でも、「大福あんぱん」は福井のお土産として国内外で広く愛されています。その誕生秘話は、2代目がパリに住む友人に会いに行く時、日本に暮らす母親から「息子が大好きな大福を持っていってほしい」と頼まれたことから始まったのだそう。

そのままでは固くなってしまう大福を、母親の愛情とともにやわらかなまま届けたい。そう考えた2代目は、パリで「幸せの象徴」とされるブリオッシュ生地で大福を包み焼き上げました。

普通のあんぱんと思って食べたパリの友人は驚くとともに、母の愛と友の想い、そして懐かしい故郷の味わいに大きな幸せを感じたといいます。「パンの中に『大きな福』=『幸せ』が入っている幸福づくしのパンなんです」と、副社長の古谷聖津子さんは笑顔でそう語ります。

もっちりとしたおもちの質感とふわふわのブリオッシュ生地は、相性抜群。和と洋を融合させた「大福あんぱん」は、日本の有名なファッションデザイナーに愛され、亡くなられた後も差し入れとしてパリコレクションに届けているのだとか。沖縄の濃厚な黒糖を使ったこしあんを包み、福井県産の梅肉をのせた『梅えくぼ』も、塩味がアクセントとなりクセになる美味しさです。

世界中のパンから、ここにしかないパンまで。

福井では珍しい対面販売の店舗は、1989年にドイツからマイスターを招いて設計されたもの。ショーケースはそのままで、現在は店内にフランスのテイストを取り入れてリニューアルしています。

ヨーロッパの雰囲気が漂う店内には、常時30〜50種類ほどのパンが並びます。初代が手掛けた、戦時中に鯖江三十六連隊へ提供したカタパンを復元した「軍隊堅麺麭(ぐんたいかたぱん)」。天然酵母でじっくり丁寧に発酵させて焼き上げた「田舎パン」。地元のイベントでも人気の、発酵バターを使い眼鏡のマークを焼印した「SABAEめがね食パン」は、土曜日だけの限定販売です。

「フランスの伝統的な製法のパンや自然発酵種(ルヴァンリキッド)を使用したパン、さらに最新の製法を取り入れながら、より美味しいパンになるよう努めています」と古谷さん。ゆっくり時間をかけて発酵させた酵母本来の風味や奥深さが、ベーシックで食べあきない『キムラヤ』ならではのパンの味わいを生み出しています。

「全国の百貨店イベントやパンフェスなどに出展することもありますが、特に大福あんぱんのミニサイズ『大福あんぱんプティ』など、本店でしか買えないパンもありますので、鯖江に来られた時にはぜひお店に立ち寄っていただき、福井ならではのお土産として楽しんでいただけたら」とほほ笑みました。

『大黒屋』 春の訪れを告げる鯖江の銘菓

昭和天皇も楽しんだ、老舗の味わい。

江戸時代初期創業の『御菓子司 大黒屋』は、鯖江を代表する老舗の和菓子屋さん。創業当時は、総本山「誠照寺」にお供えするロウソクやお菓子などを扱う“町の用事屋さん”でしたが、時代を経てお菓子専門店となりました。

数あるお菓子の中でも、江戸時代後期に誕生した「菜花糖(さいかとう)」は大黒屋の代名詞。旧鯖江藩の贈答菓に指定されるだけでなく茶の湯の席でも重宝され、宮内庁へも献上されるなど、約200年にもわたって地域に愛され続けています。淡い黄色が菜の花を思わせるその姿は、まさに春告げ菓子。炒ったもち米の香ばしさとサクサク感、優しく後引く柚子の香りのハーモニーが心地よい軽やかな一品です。

そのまま食べるのはもちろんですが、白湯に浮かべるのもおすすめ。白湯がほのかに色づき、甘く爽やかな香りがふわっと広がる様子は、まるでアロマのよう。お酒好きな方の中には焼酎に浮かべる人もいるとのことで、リラックスタイムのお供にもぴったりです。

他にも紅茶やヨーグルト、バニラアイスに添えるなど、楽しみ方は無限大。今では夏季を除く季節で買い求めることができますので、お立ち寄りの際にはぜひどうぞ。

約1か月の手作業。惜しみない手間から生まれる、心づくしの逸品。

菜花糖の原料は、穀倉地帯・鯖江で豊かに実るもち米と各家庭の庭先にあった柚子、そして砂糖と極めてシンプル。「作り方も200年間ほぼ変わっていません」と代表の小石川さん。

まずは味の決め手となる、柚子の砂糖漬け作り。すりおろした柚子の皮と砂糖を壺の中で漬け込むのですが、寝かせる時間はなんと3年!時間を置くことでえぐみの取れた優しい味わいになる一方で、湿度や気温が仕上がりを左右することもあるので一番気を張る工程だと言います。

次に1年以上寝かせたもち米を、もみ殻ごと大釜で炒ります。それをふるいにかけてもみ殻を外していくのですが、ふるいで取り切れない部分は7~10日ほどかけて手作業で外していくのだとか。想像するだけで気が遠くなります。

そうして綺麗になったもち米と、味の馴染んだ柚子の砂糖漬け、クチナシで色づけた砂糖を合わせて乾燥させるのに、さらに10~14日をかけて完成。もち米を炒り始めてから実に1か月ほどかかる、しかしすべてが手作業でしか作れない、ありがたいお菓子なのです。ほのかながら長く続く余韻まで、余すことなく楽しみたくなります。

季節が変われば、楽しみも変わる。

大黒屋の四季は、美味しく移ろっていきます。夏は国産の本葛を使った「流水くずながし」。フレーバーは5種類あり、一度冷凍させたものを半解凍させたシャーベット状でいただくのがおすすめです。

秋の栗きんとんは、岐阜県東濃地方の栗を使った極上品。1つになんと3~4個分もの栗が使われており、旨味と香りを存分に楽しめる贅沢さは栗好きにはたまりません。

冬はなんといっても水ようかん。上品な甘さと驚くほどの瑞々しさに、食べ進める手が止まらなくなること必至です。解けるような口溶けが心地よい水ようかんは冬季限定ですので、チェック時期をお間違えなく。

歴史ある和菓子屋さんには、何となく敷居の高さを感じてしまいがちです。しかし、小石川さんが目指すのは“普段使い”。仕事帰りにどら焼きをひとつ買って、家に帰ってお茶とともに頬張りながら自分をねぎらう……そんな、毎日の傍らにあるおやつ的な存在であるのが理想だと言います。

店内にあるお菓子は、ほとんどが1つから購入可能。ぜひ気軽に立ち寄って、まずは自分用のおやつとしてお楽しみください。無添加で素材そのものを感じられる味わいに、心と体が優しく満たされていくひと時が待っています。

『GELATO AND CAFE PEAK3』 旬の果実が優しく香るエアリーなジェラート

素材よりも素材を感じる!? ふわっふわジェラート

2023年7月に誕生した『GELATO AND CAFE PEAK3』。スイーツの名店が揃う鯖江市で人気の高い「yamahatsu」の新店舗で、福井県産の素材を使ったジェラートが楽しめるお店です。

ジェラートを手がけるのは3代目の山本知三さん。バニラやチョコ、ピスタチオ、抹茶を含む6種類の定番フレーバーと3種類の季節限定は、あれもこれもと欲張りたくなるラインナップです。
いずれも作り立てというだけでそそられますが、特に季節のジェラートには新鮮な福井県産の果物を使用し、より豊かな味と香りを楽しめるのが高ポイント。苺やブルーベリー、メロンなどの優しい香りの奥に瑞々しさを感じさせる仕上がりは、スイーツ職人ならではの繊細な技術によるものです。

この香りの高さの理由は、驚くほどのなめらかさにあります。「ジェラートのなめらかさは、口どけや後味にも影響するので一番こだわっています。口当たりを良くするために、いかに空気を含ませるかを大切にしていますね」。このこだわりがクリームのような優しさと軽さを生み出し、食べる人達を虜にし続けています。

季節の移ろいを、果物で知る贅沢。

そんな驚きのジェラートを進化させたのが「季節のジェラートパフェ」。スイーツ店を母体としているからこそできるパフェは、ジェラートはもちろん生クリームやスポンジにも一切の妥協はありません。「今日のランチはこれ!」と決めてくるお客さんもいるというほどのボリュームながら、食べ進めるごとに変化していく味や食感のおかげで、飽きずに最後まで味わえる魅力的なパフェです。

パフェのお供には、季節のフルーツをたっぷり使ったフルーツティーがおすすめ。ドリンクセットにすれば、カフェタイムをより楽しめます。他にもショコラや抹茶、チーズのテリーヌ、ティラミス、プリン、クレープなど、スイーツメニューも順次追加中とのことなので、季節やシーンを変えて通いたいところです。

「世代問わず、たくさんの方に気軽に立ち寄っていただきたいですね。ジェラートはもちろんですが、当店はコーヒーにもこだわっているので、ぜひ一度お試しいただきたいです。当店用に焙煎している特別な香りと味わいで寛いでいただけたら」と山本さん。細部にまでこだわりが光る、実力派カフェでもあるのです。

友達との団らんにもお散歩の休憩にも、気軽にふらっと。

蔵を改装した趣のある外観が印象的なお店は、一歩足を踏み入れるとそこにはモダンな空間が広がっています。「新しいお店を始めるに当たって、新鮮さを大切にしたかった」という山本さんの狙い通り、多くのお客さんがそのギャップをジェラートと共に楽しんでいます。

2階に設けられたカフェスペースは、白の漆喰とこげ茶色の木材のコントラストが落ち着く空間。現代的な雰囲気に和の趣が加わり、不思議なほどリラックスできます。懐かしさと新しさが心地よく同居するカフェで、季節を感じる味わいを存分にお楽しみください。

今後は、スイーツにはあまり使われていない福井ならではの素材を使い、県外などへのお土産にもできるようなジェラートを考えたいとのこと。職人が手掛ける“地産ジェラート”から、まだまだ目が離せなさそうです。

『若州一滴文庫』 水上勉の想いを感じ、多彩に過ごす交流の場

故郷の「たった一人の君」に開かれた『若州一滴文庫』。

「どうか、君も、この中の一冊から、何かを拾って、君の人生を切りひらいてくれたまえ。たった一人の君に開放する」…。『若州一滴文庫』は、おおい町出身の小説家である水上勉が、そんな想いを込めて1985年に開設しました。

季節の花が咲く庭園の中に、児童図書コーナーのある図書室や水上が集めた美術作品などを展示するギャラリーを設けた「本館」、水上作品に登場する人物の竹人形を展示する「竹人形館」、水上ゆかりの竹人形文楽を上演する「くるま椅子劇場」、ダムに沈むはずだった古民家を移設した「茅葺館」、憩いの場となる「六角堂」が点在しています。

「町が貧しかった時代、若い父親や母親が町の将来と子どもたちのために何かできないかと、おおい町出身の水上のもとへ相談に行きました。事情を聞いた水上が、故郷の子どもたちのために約2万冊の蔵書を寄贈し、すべて自費で建てたのがこの施設で、他の公共施設とは大きくコンセプトが異なるところです」と学芸員を務める下森弘之さんは語ります。

名称の『若州』はこの地域を表す「若狭の国」、『一滴』は幕末明治に活躍したおおい町出身の禅僧である儀山善来の「一滴の水も粗末にするな」という故事に由来するものです。

暗闇に揺らめく竹林の幽玄の美、『くるま椅子劇場』。

風にそよぐ青々とした竹林の揺らめきを、漆黒の床に映し出す「くるま椅子劇場」。ガラス越しに広がる竹林は舞台の一部として取り込まれ、幽玄かつ静寂な美しさを醸し出しています。

ここは竹人形文楽として「越前竹人形」などが上演される劇場で、年1回、「若州人形座」による竹人形文楽の定期公演が行われます。

「観劇では、借景となる奥の竹林の中から竹人形が歩いてきて、気付いたら舞台にいるというような印象的な演出も見ることができます」と語る下森さん。

水上文学と力強くしなやかな竹人形が織りなす世界は、「一度見るとやめられない」と全国から訪れるリピーターが多く、チケットの入手が困難な人気の舞台となっています。

暗闇に浮かび上がるような幻想的な舞台は、その日の風や光の差し方で竹林の映り込みの表情が変化します。自然が作り出す風景はSNSで話題となり、近年は若い女性も訪れる人気スポットになっています。

どんな人も受け入れる、水上の想いを継ぐ交流の場。

3層構造の「本館」やく「るま椅子劇場」は、すべてバリアフリーです。「本館」は階段ではなくスロープを設け、「くるま椅子劇場」は車椅子の方も演者になれる空間となっています。そこには、「障がいを持った人もゆっくり見ていってほしい」という水上の想いがあります。

「『本館』は約40年前、『くるま椅子劇場』は約35年前に完成したのですが、水上は日本にバリアフリーの考えが入る前から、障がいを持った方も社会に出て人と関わり、役割を持つことを説いていました」と下森さん。

実は、『若州一滴文庫』は2000年12月に一度閉館したことがあります。創設者の水上が故郷の経済的な環境が整ったことから「一滴文庫の役割は終わった」と考え、文庫の閉館を決めたのです。その後、この施設で本を読み育ったかつての子どもたちが「NPO法人 一滴の里」を立ち上げ、管理運営と施設を拠点とした活動を実施。水上の想いを受け継ぎ、交流の輪を広げています。

「茅葺館」は2019年にリフォームし、大広間を活用したイベントなどを開催。囲炉裏のある「六角堂」は、休憩所としてお茶やコーヒー、甘味やそばを提供する賑わいの場となっています。

「来場者は、多くが県外の方です。水上の想いが込められた建物、伝統的な職人技が息づく建築物、幽玄な竹林を映す劇場、四季の花が彩る庭園など、お越しになられる方の目的はさまざまで、その方のご興味に合わせて案内させていただいています」と、下森さんはほほ笑みました。

『味一休』 美浜で食す、ふっくらうなぎと若狭湾の天然魚

名勝地、実はうなぎ料理店の激戦区。

若狭湾国定公園に含まれ、国の名勝にも指定されている三方五湖。その周辺が、実はうなぎ料理店の激戦区であることをご存知でしょうか。その中の一軒『味一休』は、うなぎはもちろん地元漁港に揚がった鮮度抜群の魚介類まで、納得のボリュームで楽しめると人気を集めている老舗和食店です。

民宿として創業した4代前には、既に提供を始めていたといううなぎ。創業当時のものに継ぎ足しながら今に伝わる“秘伝のタレ”には、美浜町産のはちみつが隠し味に使われており、サッパリとしながらもほんのりと感じる甘味とコクが印象的な味わいです。

これをうなぎにまとわせながら炭火でじっくり蒸し焼きにすることで、身はふっくら、皮はパリッという最高の仕上がりに。得も言われぬ香りに、運ばれて来た瞬間から食欲は刺激されっぱなしです。

一番人気は、うな重+刺身or天ぷらのセット。うなぎを楽しめる料理店は多いですが、若狭湾の海の幸を同時に堪能できるお店は珍しいので、両方楽しみたい欲張りさんにはぜひ足を運んでいただきたいお店です。

久々子湖のほとりで若狭路名物を。

三方五湖のひとつ・久々子湖のほとりにあり、若狭湾も目と鼻の先。そんな立地にあれば、うなぎ以外の魚介類も最上級であることは言うまでもありません。抜群の鮮度と味わいをすべて地の物でかなえられるのは、ここならではの贅沢です。

刺身は言うまでもなく、煮て良し、焼いて良し、揚げて良し。最も美味しく味わえるようにそれぞれに合った調理が施された海の幸は、噛みしめるごとに優しい潮の香りと幸せを運んでくれます。

これらを余すことなく堪能したい!という方は「料理長おまかせコース」(要予約)をぜひ。毎朝、主人自ら市場で目利きしている旬の素材が奏でる味わいに間違いはありません。冬には寒ブリや敦賀ふぐ、越前ガニのコースも用意されていますので、地酒と共に至福のひと時をどうぞ。

「旅先では、そこでしか食べられないものが食べたい」というこだわり派の方におすすめしたいのは、嶺南地域でも提供されているお店が限られているブランド魚「若狭ぐじ」。鱗が逆立たないように丁寧に焼き上げる「若狭焼き」は、職人の技と粋が詰まった逸品です。

また来たくなる、そんな居心地の良さを。

現在お店を切り盛りしているのは、4代目の廣瀬 健一朗さんと若女将の悠希さん。「予約制のコースでも、ご相談いただければシーンに合わせた献立でお迎えできます。お気軽にお問合せください」と優しく話されるおふたりこそが、このお店の居心地の良さを作り出しているのだと分かります。

ゆったりと取られたテーブル席に、お子さんも安心して食事できる個室。大人数も対応できる座敷など、幅広いシーンに対応可能なのも心強いばかり。穏やかな時間が流れるこの場所で、四季の移ろいを直に感じながら舌鼓を打つ幸せをご堪能ください。

『アオハル農園』 完全無農薬が生み出す、クリアで爽やかな甘さのいちご

1粒50g以上ある「あす香」

よどみないすっきりした味わい。その違いは一口で分かる。

坂井市三国町にある『アオハル農園』は、全国的にも非常に珍しいいちごの無農薬栽培を行っている農園。社長の齊藤亜季さんは看護師として働いていましたが、「疾病予防の観点をもって人と関わりたい」と農家への転身を決意。「子どもたちに安心安全で美味しいいちごを食べて欲しい」との思いから、2020年にアオハル農園をオープンしました。

しばらくは減農薬栽培を行っていましたが、2023年からは完全無農薬を実現。虫と病気に好まれやすいいちごを無農薬で作ることは至難の業ですが、それを10棟すべてのハウスで実現したのです。

甘い香りが優しく立ち込めるハウスで作られているのは「紅ほっぺ」。甘みとほのかな酸味のバランスが絶妙で、日本人に長く愛され続けている品種です。この紅ほっぺ、一般的な糖度は10度前後ですが、アオハル農園のものはなんと15度以上!ヘタ近くの白い部分でも12度程もの甘さを誇ります。

食べて驚くのは、その味の透明感。糖度が15度以上あるにも関わらず、すっきりした味わいと程よい酸味に「こんなクリアないちご食べたことない!」と感動するはずです。

いちご狩りができるのは12~5月頃。販売も行っていますが、いちご狩りのハウスと共用で作られているため、予約してからの訪問がおすすめです。

ちなみに、1粒50g以上のものは「あす香」、贈答用箱詰めは「もも香」として販売されています。こちらは計画栽培となりますので、ご希望の場合はHPからのご予約をお忘れなく。

土づくりは味づくり。何気ないすべてが実りに繋がる。

この奇跡的な味の実現は、無農薬での果樹栽培に実績を持つ無農薬栽培インストラクター・玉城さんの腕によるものです。

まず、取り掛かったのは昔ながらの土耕栽培。近年、いちご栽培における主流は高設栽培ですが、「やはり土から自然の恵みを直接吸い上げるので、粒が大きく成長しやすいですね」と玉城さん。もちろん土作りでも化学肥料は使いません。

また液肥のひとつには木酢液を使用。これが光合成を活性化させて、糖度を上げるのだとか。「もうひとつ特長的なのが黒糖です。液肥に配合するんですが、これも糖度を高めるのに一役買っています」とにっこり。結果として、土からもいちごからも残留農薬の検出はゼロです。

他にも、マルチを止めるピンの刺し方など、見落としがちなポイントにも工夫が詰まっています。気が遠くなるような積み重ねの末に辿り着いた至福の味わいには、納得しかありません。

目指すは、福井県産フルーツが鈴なりの果樹園。

実はフルーツの自給率が高くない福井県。そこでアオハル農園では、福井県ではどの果樹が無農薬栽培に向いているのかの実証実験を始めました。
玉城さん曰く、大切なのはその地域をよく知ること。「害虫を食べてくれる虫もいれば、病気を予防してくれる菌もいる。とにかくその土地をしっかり理解することがスタートです」と続けます。

ぶどうに柿、梨、栗、グミ……。アオハル農園が、メイド・イン・福井の果物であふれかえる日が待ち遠しいばかりです。

『Beer Stand Pivo』 広く愛されるピルスナービールを、もっと美味しく

Beer Stand Pivo

美味しいビールに隠された“注ぎ方”の重要性。

県内随一のクラフトビールの取り扱い数を誇る赤尾酒店。そのオーナーである奥平さんがオープンしたのが、ピルスナービールのみを取り扱う立ち飲み屋『Beer Stand Pivo』です。注ぎ方やグラスの冷やし方で変化する味わいを楽しむ、ビール好きにはたまらないスポットです。

「ビール」と聞くと大手メーカーの黄金色のものを浮かべる人が多いと思いますが、まさにそれこそがピルスナービール。現在、国内に流通している約9割がピルスナービールであり、日本人にとって最もなじみ深いビールだといえます。こちらでいただけるのは「ピルスナーの元祖」の名を持つピルスナーウルケルと、アサヒのマルエフ、そしてサッポロ黒ラベルの3種類です。

名物となっているピルスナーウルケルは、泡と液体の調和が美味しいビール。クリーミーな泡と麦の旨みが凝縮された味わいに魅了される人が後を絶ちません。泡だけの注ぎ方もあり、”泡はいらない”なんていう人ほどハマったりする不思議な飲み方です。

注ぎ方による味わいの変化を楽しみたい人には、飲みなれているマルエフや黒ラベルがおすすめ。1度つぎ、2度つぎ、3度つぎ、マイルドつぎがあり、飲んでみるとその違いは一目瞭然。ぜひ飲み比べて、自分好みの注ぎ方を見つけましょう。

突き詰めたからこそ見えてきた、大手メーカーの凄さ。

「クラフトビールを扱うお酒屋さんが、なぜ大手メーカーのピルスナービールのお店を?」と思った方もいると思います。そこにあるのは“だからこそ”の理由です。

「実は僕も“クラフトビールの方が”って思ってた時期があるんです。でも年間300種類くらいテイスティングしていると、まず価格がネックになってくる。もちろんブルワリーごとに味は全く違うし、同じブルワリーでも味にバラつきがあったり。それが面白さでもあるんですが、一方で大手メーカーは年間通して味も値段も安定しているうえに高品質。これは本当にすごいことだと気付いたんです」。

そんなピルスナービールを「ちゃんと美味しく提供したい」という思いで始めたのがPivo。大手メーカーが自信を持って造り出した味わいを、満点に近い状態で提供し続けることが目標です。

その実現に必要だったのが、一般的なサーバーの4~5倍の流量がある「スイングカラン」。操作に技量が求められますが、ビアホールなどで注ぎの名手たちに愛されてきたサーバーです。

うまく泡立たせて適度に炭酸を抜いたビールは、苦みや麦の甘みも生き物のように変化していきます。造り手と注ぎ手のこだわりが詰まった一杯を、心行くまで堪能しましょう。

いつもの味が、いつでもそこにある。

「ここをどう使いたいかは、お客さんに決めていただければ」と奥平さん。一軒目の前の最初の一杯や待ち合わせ場所に、食事後のちょい飲みに、タクシー待ちのひと息に…… 使い方は自在です。老若男女問わず多くのビール好きが集う中、ひとり時間を楽しむ女性客も多いとのこと。お店の居心地のよさが、自然と人を惹きつけているようです。

あそこにいけば、必ず美味しいビールが飲める。そんな“変わらない安心感”があるのがPivo。時折、オーナーの気まぐれで開催される液種変更イベントもまた、楽しみのひとつです。

「とにかく美味しいビールが飲みたい!」と思ったその時は、心の赴くままふらっとお立ち寄りください。